【オリジナル】EREMENT７ (ページ32)

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最終話　EREMENT ページ32

あ「さてと…」

クロウ「…壊すか？」

あ「…うん…これは人にはもう必要ないからね」

ミルカーナの力で虹色の極彩の珠を囲むように持つと
ありがとうと感謝を込めた後
ミカエルと極彩の珠の契約を解除したら
エレメントに宿った精霊たちも解放した

？「…！」

あ「ライフ…気分はどう？」

ライフ「…ええ…解放されたのね…」

サラ「信じられねぇ…」

ウン「私たちはこれで…縛られず…」

あ「これで全部かな……っ」

クロウ「おい！大丈夫か！？」

あ「力を消耗するから仕方ないことだけど…
よし、最後…」

もう答えは出た
虹色に光っていた極彩の珠は少し小さくなった
少し輝きもないように見えるが…？
それに小さくなっただけど何も変わっていないように見える

クロウ「…？」

あ「…やっぱりさ…今まで旅してきてさ
目当ての者がなくなるのっていやじゃん？
だから、力は失ったけど虹色のまま
せめて、飾りにでもと思って…」

琥珀「！ …うん…うん！いいね！」

時雨「なにもないよりはマシだな」

クロウ「…」

あ「これが私の答え…
だめ…かな？」

クロウ「…いや、悪くない答えだな
まぁ飾りにでもすればいいさ」

あ「うん、少し小さくしたからネックレスにはなるかな」

呉羽「なら、加工は私がやりますよ」

あ「ありがと！」

時雨「…なぁ…前に聞いたことあるよな
すべて終わったら…どうするか」

琥珀「…私はアイドルを続けるよ
というよりも専念するかな」

時雨「まぁ琥珀はいいが…
俺は家もないしな…」

クロウ「やーい家なき子～」

時雨「てめぇは早く美凰の所に行って来いよ！」

クロウ「わーてるって…俺もどーするかー」

呉羽「…私は一人暮らしでもしようかと
いつまでもお母様たちに迷惑かけるのもどうかと思うので」

時雨「それはいいが…
俺は家事ができないんだが…
んだよ、しょうがないだろ
家事全般はアスラに任せていたし」

あ＆呉羽＆琥珀「まさかの逆…！？」

あ「(でも…そっちのほうが会ってる気がしてきた…)」

琥珀「でも…うぅ…皆と離れたくないよぉ！」

あ「そりゃうちだってぇ…」

呉羽「なら、みんなで暮らすのはどうでしょう？」

時雨「…ハハ仕方ねぇな」

琥珀「まじで？やったー！」

ある所に虹色に光る珠がありました
様々な人間の物語と神まで巻き込んだ宝玉は
今は、旅人だった女の子の胸に今もあります…。

EREMENT 完