【オリジナル】EREMENT７ (ページ31)

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第２７２話　ついにページ31

ミル「なんか言った？」

ハデス「ううん
ところで、僕の封印を解いて
願いをかなえようとしてるこの子はどうする？」

ミル「あっ！叶えちゃぜーったいだめだからね！？」

ハデス「分かってるよ
自分だけの世界って…そんなの寂しいし、悲しいのにね…」

ミル「ハデス…あなたとはもうこれきり…
もう会えないかもしれない…」

ハデス「そうだね…君にまだその力があるのなら
まだ極彩の珠が片付いてないんだね…
それが終わればその力も消えるだろうし…
それに君にはもう一つ、あの赤ん坊だったミカエルの力もある
2つとも無くしてしまえば、君の目には神様が見えなくなる」

ミル「そうだね…そういうことだよね…」

ハデス「わがままは言わないよ
君には新しい人間としての人生がある
無理やり連れて行くことは僕はしたくない…」

ミル「…うん」

ハデス「今は…Aだっけ？」

あ「…そうだよ」

――彼女のことは僕が何とかするから――
　 ――元気で…ミルカーナ――

あ「…っ…青い…空…」

クロウ「A！」

あ「クロウ…タブとハデスは…？」

時雨「もういないぜ
上に行っちまった」

あ「そっか…」

クロウ「…んのあほ！」

あ「いてっ…」

クロウ「勝手に突っ走しってんじゃねぇよ！」

あ「ごめん…」

琥珀「ともあれ…無事に終わったんだね…」

呉羽「そうですね…」

琥珀「もう！心配したんだからね！ね？サンダー」

サンダー「あぁ！」

あ「…えーと…どちら様？」

サンダー「雷の精霊、サンダーだ
さっき使ってくれたときに出れたんだ」

あ「そっか…！
あっそうだ！かかげていたエレメント…
あった！」

呉羽「死のエレメントと…魂ですね」

あ「…っ！？」

皆が持っているエレメントが一斉に浮き上がる
一つ一つに光を纏った

時雨「おー」

琥珀「揃ったってことかな！？」

呉羽「…」

あ「よし…ありがとう…皆
今までごめんね」

ミルカーナの姿へと最後の変身
空中に浮かんだエレメントたちは輪っかになり
それはやがて、一つの光と化し、極彩の珠へと変わった
時雨はその極彩の珠を見て、ラルクに置かれていた
極彩の珠を思い出した

あ「…初めて見るでしょ？これがエレメントが集まった物
私自身…ミルカーナが作り出した
人間のために作った万能の力、極彩の珠だよ」

琥珀「うはぁ…綺麗な色！」

呉羽「虹色…ですね」

クロウ「久しいなこれを見るのは…」