【オリジナル】EREMENT７ (ページ27)

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第２６８話　裏切りページ27

？「初めまして
と言っても…ここでさよならですけどね……！！」

ｸﾞｻｯ

あ「！？」

クロウ「！？」

椿「…あ…あぁ…
なっ…何すんだい…タブ…」

タブ「…椿さん
私はあなた方が望む世界になるなんて認めたくないんですよ
私は…私だけの世界を作るために集めていたにすぎない！！」

椿「ああああ！！」

あ「やめｔミカエル「ファイヤ！」ミカエル！」

タブ「…やめろ、四代神ミカエル
お前が使えるほどの魔力はもうほとんど残っていないだろ」

椿「…くっ…タブ…！」

タブ「…クスッ
器はもらっていく」

器自体が揺れだすとフワフワと浮きだした
それを自分に近づけると
大きな月に向かって飛んで行ってしまった
これは急がねば…！

あ「ミカエル！」

ミカエル「先に行って！
私はこの人の応急手当てをする…」

クロウ「椿…」

椿「…クッ…情けないね…
タブの裏切りに気付けないとは…！」

ミカ「傷口が開く…あまりしゃべらないで」

椿「…嬢ちゃん
私たちはただ…人間を消そうだなんて思ってはいなかったんだ
妖怪たちが暗く冷たい所にずっといるのが気に食わなくて
地上でみんなと…居たかっただけなんだ……！！」

あ「…っ！
絶対…やらせないから…」

ミカ「！ A…」

あ「…お願い、ミルカーナ…
力を…貸して…！！」

私の周りを光が覆い尽くす
やがてそれは虹色の光となった

クロウ「おいおい…どーなってるんだよ…！」

時雨「A！クロウ！」

ミカ「時雨…」

時雨「！ミカエル！
それに…椿…
おいクロウ Aはまた…！」

クロウ「いや、違う…」

スッと光が消えると
Aの姿が現れた…が
その姿は普通のままだったが
手首には見たことないリングがついている

ミカ「どういうこと…？
Aからさっきまで感じなかったほどの
異常な魔力を感じる…」

時雨「なにがどうなってるんだよ！」

あ「…まさか…ミルカーナの姿にならなくても使えるんじゃ…」

時雨「！あまり使うな！」

あ「！ …戻れなくなる…でしょ？
分かってるよ、私は人間だ」

時雨「…あぁ…」

ミカ「…いい友達ね…
急いで！椿の仲間のタブが
魔力が入った器を持って魔王が眠ってる
元の世界に行ったわ！」

呉羽「！急がなくては…」

クロウ「早く行くぞ！
…ミカエル…お前はどうするんだ？」

ミカエル「…私はこの人と戻るわ
放っておくことは…四代神としてできない」