【オリジナル】EREMENT７ (ページ26)

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第２６７話　過去に決着をつける戦いページ26

琥珀「ここが入り口！」

クロウ「お先に！」

あ「クロウ！」

時雨「先に行け！
思ったよりも数が多いな…
何で上から降ってくるんだ！」

琥珀「！上にもあるみたい…
なら、これで…！」

琥珀が取り出したのは雷のエレメント
銃に光と入れ替えて雷をセットしたあと
上に向けて打ち出すと
空が暗くなり雷が周りに落ち始めた

時雨「うぉ…すげ…」

琥珀「これで上の奴らも倒せたはず
Aとクロウは？」

呉羽「先に行きましたよ
これは…彼らの戦いでもありますから…」

時雨「そうだな…
決着付けてもらわねぇとな…！」

これは…あいつらの過去に決着をつける戦いでもあるんだ
魔王ハデスを復活させないためにも…

・

あ「…広い」

クロウ「俺の屋敷以上じゃないか？広さ的には」

あ「でしょうねー」

クロウ「そこは否定してくれてもいいんだけど！？」

あ「あっこの部屋…」

クロウ「？何の部屋だ…？」

あ「…！！クロウ！」

クロウ「！なんだよ…」

あ「あれ…」

クロウ「！！ミカエル！」

ミカエル「…ぅ…」

あ「ミカエル！大丈夫！？」

ミカエル「…A…とクロウ…」

クロウ「…だいぶ吸われたんだな…！
俺の魔力を分けてやる」

ミカエル「ありがと…
それより…どうしてここが…」

あ「いろいろあるけど…
トパーズのおかげかな」

ミカエル「そう…彼女が…
…もう平気大丈夫よ」

クロウ「そうか？」

ミカエル「そうだ…もう魔力が集まったみたいなの！
急がなきゃ！こっちよ！」

あ「ミカエル！無理しちゃだめだよ！」

廊下を走りながらミカエルの話を聞く
クロウも少し遅れて走ってきてるが
ミカエルとの話に入ろうとはしない
彼なりにミカエルにした負い目を感じているんだろうか…

あ「…大丈夫？クロウ」

クロウ「！あぁ…」

ミカエル「…見えた！」

大きな扉をバンッと開けると
大きな月がこの部屋を照らし
月が見える窓は開いており、カーテンがゆらゆらと揺れる

？「…来たわね…」

あ「椿…！」

クロウ「もうこれで終わりにしよう！」

椿「…終わりにするのはそっちよ…
見なさいこれを！」

椿の座る目の前には大きな器と
溢れそうになっている虹色の液体が…
シャボン玉のように浮かぼうとしてるのも…

ミカエル「あれが魔力よ」

あ「え…」

？「椿さん、そろそろ…」

クロウ「誰だ…あいつ…」