【オリジナル】EREMENT７ (ページ25)

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第２６６話　敵の城へページ25

酔うような揺れ方をして
すごく…気持ち悪いですオロロロ…

あ「っ…ついた…？」

時雨「オロロロ…」

琥珀「オロロロ…」

呉羽「…クロウさん約二名重症です」

クロウ「よし、捨てとけ」

時雨「待てコラ」

クロウ「にしても…物騒な所だな…」

それもそのはずだ
歩けるところはほんの少ししかなく
何もない足場の所には一面に溶岩が引き詰められている
そして、ゲートの前に通じるのは人口に作られたとみられる道が
この先に…

あ「乗り込もう！」

時雨「妖怪を送り込んだとはいえ
ハロが返ってこない時点で疑ってるだろうな」

あ「…！そうだクロウ話があるんだけど…」

クロウ「…おうお前ら先に行けよ
後からついてく」

琥珀「あいあいさー」

呉羽「では、お先に」

あ「…トパーズのことなんだけど…」

クロウ「あぁ…」

あ「…知ってたの？
トパーズが星の民で、協力者だって…
影ながら…手伝ってた？」

クロウ「…まぁ手伝ってたし、知ってたな
お前を眠らせたのもトパーズに会えればと思って眠らせた
本当に会えるかどうかは賭けだったけどな」

あ「賭けでうちを眠らせたの！？」

クロウ「悪かったよ
トランプの後に眠ってもらった
あいつらには驚かれた」

あ「でしょうね…」

クロウ「事情は説明した
妖怪たちが魔力集めに森に来たことを知らせてくれたあとに
急いで森の前に来て
入って行ったんだ
だけど、呉羽だけはAをほっとくことはできないって
残りに行っちまったんだが…」

あ「なるほどね…ありがと
おかげでよくわかったし
急ごう！集まってるかもしれないんだし！」

クロウ「あぁ！」

人口で作られた大きな道を走って行くと
目の前には大きな空間と黒い大きな城が見え始めた
その黒い城に見覚えを感じる

あ「これ…水中で見た…」

時雨「あぁ…クロウの城そのままだな」

クロウ「あいつら…パクったな」

琥珀「好きな色が同じなんじゃないの？」

クロウ「なにを……まぁいい
急ぐぞ！」

「侵入者だー！」
「ヤレー！」

時雨「邪魔だっ！」

刀に水のをつけて
薙ぎ払うように敵に向かって振る
水がうねるように渦を起こし、巻き込みながら
道の外へと弾き飛ばされる妖怪たち
その下は溶岩だからまず助からないだろう…

「こんのー！」

琥珀「どいてー！」

琥珀も銃に光のエレメントをつけて
打ちだした玉は強い閃光を放ち、目をくらませる

「ギャー！目がー！」