【オリジナル】EREMENT７ (ページ19)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:2,370 hit

第２６０話　化け猫ハロの最後ページ19

ハロは口を閉ざし、空を見つめる
そんな時、向こうのほうから何かが飛んできた
それが空を見つめていたハロの体を貫いた

あ「！！」

ハロ「っ…？」

「この裏切りモノ！」「椿様にハンスル！」

あ「ハロ…？ …っ！」

「女もいるぞ！」「ヤッチマエ！」

あ「…フフフ…消されたくないならいますぐ私の目の前から消えなさい」

「はぁ？何言ってんだ？」「カマワネー！」

あ「…消されたいのね…フフフ」

「なっ！かっかおが……！！」

ﾊﾟｧﾝｯ

「！？？ひっひぃ！？」

あ「…言ったでしょ？消されたくなかったら消えろって…
貴方も消してあげましょうか？」

「ひっ…ヒギャー！！」

あ「…っ！
ハロ！」

ハロ「…はぁ…はぁ…
裏切りを見つけたら…殺す…
流石だニャ…椿…」

あ「ハロ！」

ハロ「…A…君はいったい何者ニャ…？」

あ「え…」

ハロ「初めて見た時から…妙に…違和感を感じていたニャ…
その違和感を知りたくて…追っていたニャ…
でも…今でも…わからニャいニャ…」

あ「…私は…ただの人間だよ
人一倍…正義感があるだけ…
名にも力を持たない…弱い人間だよ…
君たちみたいに強くはない…」

ハロ「…そうニャ…けほっけほっ！」

あ「っ！」

ハロ「A置いておいてほしいニャ
僕のことはここに…」

あ「でも…！」

ハロ「僕はあの暗い元じゃニャくて…
明るい陽の元で…」

あ「……」

ハロ「…君が…特別なのは分かってるニャ
でも、それを使わないでほしいニャ…
それが君を…人間として離すことにニャるなら…」

あ「っ！」

ハロ「……」

あ「ぁ…」

その時私の意識は深い闇へと落ちて行った…

・

ﾄﾞｺﾞｰﾝ！！

時雨「！？何の音だ！？
こっちからか！」

「うっうぐ…つっつよい…ｶﾞｸｯ」

時雨「悪かったな格が違いすぎて」

・

琥珀「！ …何の…音…？」

「けっけけけ…まっまだ…」

琥珀「もう立てないじゃん
終わりって言ったら終わりなのー！
急がなきゃ！」

・

呉羽「！ A…？」

呉羽はその音がなぜかAのものかもしれないと思った

・

？「やめろっつってんだろ！
聞こえてねーのかよ！」

時雨「！クロウ！何してる！」

クロウ「っ時雨！下がれ！」

時雨「うわ！？」

？「……ス…」

琥珀「時雨！」

呉羽「時雨…と…A…？」

あ「…コロス…妖怪…
ユルサナイ…」