【オリジナル】EREMENT７ (ページ15)

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第２５６話　天国に近い街ページ15

姿が消えたことを知ると
トパーズは力尽きて、足から崩れて座るあ

トパーズ「…よし…まずは、１人…」

彼女は自分の癒しを与えてくれる
ある場所への道を開き
歩いていくとそこには、既に先客が…

あ「え…」

トパーズ「！？
なぜあなたがここに…！」

あ「えっ…私あなたのこと知らないんだけど…」

トパーズ「はっ…！
しまった…！」

あ「…？この壊れた町の人かな…？」

トパーズ「…いっ言っちゃっていいのかな…」

あ「何が？」

トパーズ「えっえーと…
あなたは、ここにどうやって？」

あ「多分寝ていたらここにいたから
夢かもとか思ったんだけど
なんか痛いからさ…」

トパーズ「じゃあ、あの人は…
私はトパーズ…宝石の名前だからあなたならどっちかわかるはず」

あ「！ゲームの時の…！
敵なの…？」

トパーズ「敵…ではないですね
私はむしろ潜入してるスパイですね」

あ「すっスパイ！？」

トパーズ「あの時、エレメントを渡したのも
ほんの少しの手助け…
私はあれ以来、あの人と連絡を取っていました」

あ「あの人…？」

トパーズ「クロウです
彼はゲームでまたあったのですが
この方は信頼できるとふんで
お手伝いさせていただいてました
彼が今あなた達といるのも
身近で手伝いがしたいと…」

あ「クロウ…仲間に力が当たってどうのって」

トパーズ「それは、事実ですよ
しかし、彼らの仲間は優しいですね」

あ「ユリたちか…優しいからね
あの人たちは…」

トパーズ「あなたがここにいるのは
クロウの力ですね」

あ「えっ、なんでクロウが…」

トパーズ「彼なりに私に合わせたかったのかも知れません
あと、もうすぐでホワイトフォレストの入口ですよ
あなたは力で眠っているので
起きることはありません」

あ「そうなんだ…
ねぇ、トパーズ
あなたはなんでスパイなんて…
どこの国から…？」

トパーズ「私は単独です
この街は私達、星の民が住んでいた聖地です
天国に近い場所ですね」

あ「えっ、じゃあ、空に浮いてるの！？」

トパーズ「いえいえ、山の頂上に街があります
街ではきっと、ここが空に近い場所ですね
通常ではなかなかここに来ることは難しいですね
ちなみに、ここはアルファルですよ」

あ「え！？アルファルにこんな高い山なんて…」

トパーズ「通常では来れない場所ですよ
山というものがなくても
ここは、アルファルです」

あ「要するに存在はしてる？」

トパーズ「天国に似てますね」