【オリジナル】EREMENT 番外編 (ページ28)

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強くなりたいと願う少年ページ28

私の名前は、呉羽
ただいまある立派なお屋敷の前にいるのです…
しかも…どうみても…

琥珀「ギャー！どうみたってお化け屋敷じゃないかー！」

時雨「見た目だけだろ」

あ「中もそうでしょ？」

呉羽「おんぼろな屋敷ですね行きましょう」

こ「うわぁぁ行きたくない～！」

し「とっととこい」

あ「じめじめしてる…」

こ「ギャー！」

し「うるせぇよ！さっきから！」

く「…屋敷にいたことを思い出すのです…」

？「あっ…」

こ「ひぃぃ！？ゆっゆゆゆ幽霊！！？」

く「一体どうしたんですか？」

？「僕…小さい頃から一人で…」

く「(あの子に似てますね…)」

～過去～

く「はじめまして、呉羽ともうします」

母「まぁ立派な子だわほら挨拶しなさい」

？「はっはじめまして…カイムといいます…」

カイムの母「この子、引っ込み思案で…」

父「ささごゆっくりと…」

母「呉羽向こうで遊んできなさい」

呉羽「…何をしますか？」

カイム「なっ…なんでも…」

呉羽「…はぁ…自分に自信をもってください
男の子は女の子より強くなくちゃいけないのです
無理なら別にいいのですが…」

カイム「ううん…僕…強くなりたい…」

く「なら剣術か体術を極めるのが先決かと…」

カイム「呉羽を守りたい！」

く「…守られなくて良いのです
なぜなら、自分の身は自分で守るのが当たり前だからです」

カイム「うっ…」

く「自分で守れるようになったら、私も守れるようにしてください」

カイム「うん！」

く「カイムはきっとつよくなれますよ…」

～現在～

あ「呉羽～？どうしたの？」

く「いえ…君によく似た子を思い出したので…
大丈夫ですよ今の彼は強い子ですから」

？「そうなんだ…」

く「きっともう強くなれてると思うのです
自信を持ってください」

？「…うん！今なら…いける気がする！」

く「さぁ、帰りなさい」

？「うん！またね呉羽さん」

琥珀「あー！お払いしてあげよーとおもったのに…
呉羽に取られたー！」

く「別にいいじゃないですか
さっここにはエレメントはありませんし
帰りましょうか…」

こ「ちぇー」

カイム…私は…あなたよりも強くなろうと思ってます
あなたがあの時、守ろうと言ってくれたことうれしかった…
だからあなたも元気で…