ジブリ×エレメント 琥珀編 2 ページ15
琥珀「あのさ…完ぺきにこちらをみて唸ってるけど…
千尋ちゃんの知り合いなら…唸らないじゃないの…?」
千尋「でも、ハクだよ…
おいで 痛くないから」
辺りは血だらけで吐き気がする
しかし、その赤一色のなかに白き美しい龍がいるのは
結構絵になる
琥珀「あなた怪我してるなら手当させてよ
ねっ? いいでしょ?」
龍「ピタッ)…っ!」
一回止まった後に扉に向かっていったあと
突き破りまた外へと出て行ってしまった
大量の血と追ってきた紙ふぶきを置いて…
千尋「…あれはハクだった…」
琥珀「さっきからハクって誰?
龍とかじゃないの?」
千尋「ハクは私を助けてくれたの
妖怪や化け物たちが使う施設に来ちゃった私を…
この施設では働かなきゃいけないの
あなたも一緒に湯ばあばの所に行こう」
琥珀「うちはいいよ」
そういってベランダに背中を預ける
建物高いところにいるからか、風が心地よい
下を見ると海の上を電車が走っている
千尋「だめ 働かないと消えちゃうの!
ハクから赤いのもらわないと…!」
琥珀「私は時間がたてばこの世界から出ることができるはず
千尋ちゃんも早く出れればいいね」
バキッと音がして背中にあったベランダの木が
壊れて私の体は下へと落ちていく
千尋はびっくりして私に手を伸ばすけど
私は手を伸ばさない
私はこれを見る前までは寝ていたことを思い出したからだ
さっき龍に当たったのに痛みなどはなかったことから
すべてわかっていた
琥珀「がんばってね 千尋ちゃん」
千尋「…」
名前聞くの忘れてたな…
あの子なんて名前だったんだろう…?
元気な子だったな…
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