検索窓
今日:31 hit、昨日:24 hit、合計:241,299 hit

No,50 ページ3

「沖矢さーん。僕だよ!!開けてー」

そんなんで開くかな...。

「はい、今開けます」

いやあっさり開いたわ。

「こんにちは、沖矢さん」

「こんにちはコナン君...とあなたはこの間の」

『こんにちは。急に押し掛けてすみません。この間のお礼をしたくて』

「そんな、お礼なんて大丈夫ですよ。取り合えず中に入って下さい」

この間の記憶は少し残っていたが改めて見ると広いなぁ。

「紅茶をどうぞ」

『わあ、アールグレイですね。いい香り』

って、そうじゃなくて!!

『あの、お礼しに来たのにわざわざ紅茶出させてすみません』

「いえいえ、お客様なのでゆっくりして下さい」

なんか誰かとキャラ似てるな。

紳士的な意味で。

『あの、そういえば私あの後安室さんの家にいたんですが沖矢さんと安室さんは知り合いで?』

「知り合いと言うか、まあそんなところですかね」

『安室さんも沖矢さんの事、あの男って言ってましたし』

「ははっ、彼には嫌われたものですね」

仲、あんまり良くないのかな。

安室さんもあの男って言うぐらいだし。

「Aさんは安室くんの事が好きなんですか?」

思わずむせてしまう。

まだ会って二回目ですよね?

どんな質問だこれ。

『あのさっきコナン君にも同じ事聞かれたんですが、何故そのような風に?』

沖矢さんとコナン君を見る。

二人とも何故かキョトンとした顔をしていた。

「Aお姉さん、もしかして気付いてないの?」

『何が??』

二人が顔を見合わせる。

「じゃあ、貴方は安室君の事どう思ってますか?」

『どうって...嫌いではないです。でも好きかと問われるとよく分からなくて』

「...安室さん、苦労するね」

沖矢さんたち本当に何の話!??

「私は言うほど彼が嫌いじゃないんです」

だから、と続ける言葉に耳を傾ける。

「彼は繊細な人間だからAさんのような方が傍にいた方がいいと思って」

なんだかんだ、安室さんは色んな人に好かれてて、支えられているのだ。




『お礼する筈がお邪魔しちゃてすみません』

「いえ、コナン君以外話相手がいないものですから今日は楽しかったです。良ければいつでも遊びに来て下さい」

本当にイケメン対応だなあ。

迷惑じゃなければまた来よう。

No,51→←No,49



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (249 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
679人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 安室透 , 降谷零   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

SuiSei - メアリエナさん» コメントありがとうございます!!嬉しいお言葉を頂き恐れ多いです。ここまで読んで下さりありがとうございます。 (2018年8月29日 21時) (レス) id: 67fcc70434 (このIDを非表示/違反報告)
メアリエナ(プロフ) - 思わぬ完結に驚きました。切ないけど、それだけじゃない終わり方、尊敬します。もうちょっとで泣きそうでした(笑) いい作品をありがとうございました。 (2018年8月29日 21時) (レス) id: 1d139961bb (このIDを非表示/違反報告)
SuiSei - *ひな*さん» コメントありがとうございます。正直自分自身、これで良かったのかと思う部分もありましたが、嬉しいコメントを頂き自信が持てました。ここまで読んで下さりありがとうございました。 (2018年8月27日 21時) (レス) id: 67fcc70434 (このIDを非表示/違反報告)
*ひな* - 最後とか切な過ぎて涙だばーっです。ほんとに。あぁ、、、マジ泣けた… (2018年8月27日 14時) (レス) id: 966379f9ef (このIDを非表示/違反報告)
SuiSei - 椿さん» とても嬉しい誉め言葉ありがとうございます!!とても励みになります。これからも更新頑張ります!! (2018年8月19日 18時) (レス) id: 67fcc70434 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:SuiSei | 作成日時:2018年8月11日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。