キュートな後輩勝利くん。

可愛い≠好き ページ16

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あ＆勝「.....。」






会話のない時間が続く。

自分は何をしてるんだろう...

先輩の表情がこんなにも暗いってことは、

絶対何かあったはずなのに...

何も声をかけられない。








勝「先輩....大丈夫ですか？」







バカか。大丈夫なわけないだろ。

でも、正直それしかかける言葉が見つからなかった。







あ「うん....大丈夫....ごめんね？」







勝「.....先、輩....？」







ふっと横を見ると、先輩の目には今にも溢れ出しそうなくらい、

涙が溜まっていた。

少しギョッとしたけど、周りに気付かれないように、影になる。







勝「____先輩！ 公園、行きません？」







そう言って、先輩の有無も聞かずに公園に入る。

幸いなことに、この時間帯でも人は皆無だった。







勝「ここだったら、安全です。







安心して、吐き出してください。」








あ「えっ....勝利、くん___？」







最初は僕の言っていることが理解出来てなかった先輩も、

僕が真っ直ぐ見つめると、先輩は少しだけ微笑んで、

僕の前で泣いた____

事情は何も知らない。

けど、隣で力になりたい。

その思いが強くて、






僕はたまらず、


先輩を、抱き締めた_____






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