キュートな後輩勝利くん。

可愛い≠好き ページ14

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顧問「おしっ！それじゃあ10分休憩！」






顧問の指示で、みんなが休憩に入る。

いつもの光景ー

私は、次の練習に備えて、用具を片付けていた。

用具室で作業をしていると、ギシギシッと嫌な音が鳴って、扉が開いた。







勝「これ、忘れてましたよ？」







あ「あっ、勝利くん。ありがと。」







勝「先輩は休んでて下さいよ。こういうのは後輩がするんで。」






いちいちカッコいいこと言ってくれるな！笑






あ「ありがと。でも、いいよ。それに、もう片付けちゃったし。」







勝利くんは、少し腑に落ちない顔をしていたが、

私が笑顔でそう言うと、ちょっとだけ口角を上げた。







あ「あっ、あのさ！ちょっと、聞いてもいい？」







勝「何ですか？」







あ「勝利くんはさ、私のこと....どー思ってる？」







勝「えっ....どうしたんですか？」






案の定戸惑う勝利くん。

こんな質問、聞かないほうが良かったかな？






あ「あっ、いいの。聞いてみただけだから。」






勝「.....好きです。」






あ「えっ？」






勝「あぁ！えっと、決してそういう意味ではなくて....えっと、先輩として！先輩として、憧れるっていうか....」







慌てて否定しながら、モゴモゴしゃべる勝利くんが、

なんだかおかしくて、つい笑ってしまう。







あ「分かってる分かってる。ありがとね。勝利くんにそう言われて、嬉しいよ。」






勝「いえ....こちらこそ、ありがとうごさいます。」






あ「あっ！じゃあ、そろそろ休憩終わりだから、もどろっか。」







顔を赤くしている勝利くんを促して、

私は用具室を出た。








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