私には幼馴染で捜査一課の恋人がいます

36話だby赤井 ページ7

不自然に破られたレシート........シワのついた赤いアンダーウェア........あーもう！なんなのよコレ..........陣平の方も分かんないみたいだし............と、その時コナン君が、赤いアンダーウェアをシワに合わせて折り始めた。折り終わったものを見て、コナン君と私、陣平は気がついた。

「陣平........コレ、手旗信号じゃない？」

「だな」

でも........なんでこんなことを............ん？
手旗信号の意味を考えている時、視界の端にどこかに移動するコナン君の姿が映った。

「陣平......ちょっと」

「ん？............あぁ、分かった。俺は毛利さんたちとコレの意味を考えとくわ」

「OK」

そう言ってコナン君のあとを追うと、コナン君はあの赤いアンダーウェアが売ってあったお店のレジの方に入っていった。今度は何する気だあの子........？しばらく待っていると、どこかスッキリした表情で出てきたコナン君。

「何か分かったのかしら？」

「せ、沙奈さん！？びっくりさせないでよ........」

「あら、ごめんなさい。で？何か分かった？」

「うん........あの赤いアンダーウェアの送り主の狙いがね」

全く............この小さな探偵には毎度驚かされる。一体どうしたらそういう考えが浮かぶのだろうか。

その後、爆弾犯の意図も分かりコナン君は眠りの小五郎で事件を解いた。まさかの自作自演だったなんて............

「........帰るか........」

「そうね、なんか疲れちゃったし」

そう言って、帰ろうと振り向いた瞬間だった。誰かにぶつかってしまった。

「あっ、ごめん、なさ................えっ............？」

「沙奈？どうした？」

ぶつかった人物を見て、思考が停止してしまった。だって、そのぶつかった人物が

「............」

「うそ............なんで............」

死んだはずの、赤井だったのだから

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