33話だby降谷 ページ4
その日、私はジョディに呼び出されていた。なんでも聞きたい事があるらしい。電話では詳しく教えてくれなかったから、何についてなのか全くわからない。でも、なんだか切羽詰まってる感じがしたけど.........なんなのかしら........
*・*・*・*・*・*・*・*・*・*
「で、ジョディ。話って何?」
ところ変わってジョディの家。目の前には深刻な表情をしたジョディ。ホントに何があった........?
「えぇ......沙奈、この前の銀行強盗の件覚えてる?」
「銀行強盗?あなたが巻き込まれたっていうあの?」
「えぇ」
「覚えてるけど........それがどうかしたの?」
私がそう聞いた次の瞬間、ジョディが驚くべきことを言ってきた。
「私、その時に.........シュウに会ったの」
「...........はっ?」
シュウ.......?シュウって、まさか......でも、じゃあ..........
「........ジョディ、あなたまさか......赤井が生きていると言いたいの........?」
私の言葉にそうだと肯定するジョディ。さらに、右の頬に火傷の跡があり、その火傷の後遺症か記憶がなく声も出せないようだったと言われた。
「........ジョディ、何かの見間違いよ。だって赤井は死んだのよ?組織の手にかかって。あなただって見たんでしょう?警視庁で遺体と携帯の指紋が一致したのを」
「確かにそうよ。でも!!あれは間違いなくシュウだった。シュウだったのよ........」
「ジョディ........」
まぁ、信じたくないのも分かる。あの赤井が死ぬなんて事。私だって未だに半信半疑だ。ジョディに至っては好きな相手だったんだから尚更。
「ジョディ」
「......何?沙奈........」
「私もそれとなく探ってみるわ。捜査一課に陣平もいるし」
「........それ、職権濫用にならない?」
「大丈夫よ、多分」
多分なのね........と肩を落とすジョディ。まぁなんだかんだ陣平も私には甘いところがあるからなんとかなるでしょう。そして、この日はそれでジョディの家から帰った。
さて........死んだ筈の赤井............その赤井に似た右の頬に火傷の跡がある男..........
「本人か変装か........どっちかしらね」
取り敢えず............どっちであっても一発は入れさせてもらうか........
173人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
つむ狐(プロフ) - この作品はもう更新されないのでしょうか??1番最初から読んで、とても面白くて続きが気になりました。 (2020年5月26日 22時) (レス) id: 3fb52abb2a (このIDを非表示/違反報告)
erasiori(プロフ) - 奏音さん» コメントありがとうございます!この3人?4人?には後々ちゃんと仲直りしてもらいます。でもきっと、公安の2人は何だかんだ沙奈と松田に頭が上がらなくなりますねw (2019年8月5日 11時) (レス) id: 6631a897d9 (このIDを非表示/違反報告)
奏音(プロフ) - こんな時間にすみません。 公安達!何してるの?余計な事して!! 早く誤解が解けて2人には幸せになってほしいです。そして公安組は2人に頭さげて謝ってほしい!長々と感想言ってすみません。続き楽しみにしてます。大変かもしれませんが無理しないで頑張ってください! (2019年8月5日 4時) (レス) id: 1c9df138c6 (このIDを非表示/違反報告)
新玲乃音元iqqvyuu(プロフ) - 猫目って……まさか、スコッチ!!彼が登場させるの!うわ〜〜!!どうなるのよ!続き頑張って下さい! (2019年5月17日 21時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)
iqqvyuu(プロフ) - erasioriさん» 頑張って下さい!!このあとの展開は花見と病院事件と公安とのカーチェス!! (2019年3月13日 21時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ラッティ | 作成日時:2019年2月3日 19時