私には幼馴染で捜査一課の恋人がいます

46話だよ、読みな！！byキャンティ ページ17

「わぁ、綺麗な桜ねぇ.........」

「神社で花見もいいもんじゃのォ！」

「天気もいいしね！」

「まさに花見日和です！」

私は今、少年探偵団と阿笠さんと共に神社に来ていた。目的は花見。この前子供たちが誘ってくれたアレだ。
桜は私の中では相当好きな花だ。見た目もそうだけど、ほら、桜って警察の象徴みたいな感じでしょう？だから、陣平を思い出させてくれるからっていう、そんな単純な理由なんだけど。

それにしても......

「.........ジョディあたりと待ち合わせでもしてるの？コナン君？」

「うぇっ⁉あ、いやぁ、と......ハハッ.....そ、そんなわけないじゃん‼何言ってるの沙奈さん」

「ふぅーん......まぁ、いいけどね。ほら、みんなおみくじ引きに行っちゃったわよ？」

そう言うと、慌ててみんなのところに走っていくコナン君。というか、あの反応はそうだって言ってるようなもんじゃない.........おみくじ引き終わったら本当にジョディきたし。

「まぁ、それと同時に公安警察も目を光らせてる場所でもあるからせいぜい気をつけるのね...」

哀ちゃん.......まぁ、それは私も思うけどさ。ほんと、2人はなんの為にこんな場所を密会場所にしたのかしら......

「沙奈、何してるの行くわよ」

「えっ......私も？」

「当たり前じゃない、ほら早くして‼」

oh......子供たちのあのお誘い.........コナン君にしちゃ万々歳だったってわけね.........そんなことを思いながら2人についていき、話を聞くと、内容は赤井ーーーー正確に言うと右の頰に火傷の跡がある赤井のことで。コナン君は私たちに、彼は本物の赤井ではないと言った。

......うん、知ってた。本気で悲しんでるジョディや、この作戦考えたコナン君には悪いけど、あの赤井が偽物だってことぐらい。だって私、ついこの間沖矢(赤井)に会ったし。
なんて、考えている時だった。私たち3人に、話しかける人が現れたのは。

「あれ、あなたもしかして...銀行強盗の時に一緒に人質になった外国人の女性じゃないですか⁉」

「えっ？」

その人の話やジョディの話を聞く限り、どうやら本当にその時その場にいた人らしいけど.......でも、なんで話しかけてきたのかしら......
なんて考えていたその時、その人ーーー風邪気味の男性が言ったのだ。2、3日前に火傷を負った赤井を見た、と。

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