選んで....？【時透兄弟】

12話 ページ13

貴方side








私から有一郎君の事を振っといて、まだ好きだなんて....。









私ってずるい。









本当にずるい。









私が謝ると炭治郎は、切なく笑った。









炭「いや、良いんだ。俺が急に言い出したのが悪いんだし...。だからA、答えてくれてありがとう」









貴「うん...。こちらこそ好きになってくれてありがとう！.....これからも友達としてよろしくね」









炭「ああ...！」









やっぱり炭治郎は、優しいなぁ。









だから、私より良い他の女の子がいるわ...。









例えばカナヲとかカナヲとかカナヲとか...((以下省略









私は....もう良いんだ。









有一郎君なんて.....嫌い...........なんだもの。



　









....だけど、未だに有一郎君に会いたいと思っている自分がいる。









どうしてなのかな......今さっきだって炭治郎の告白に、有一郎君が好きだからって言って断ったし...。









私って変なの。









炭治郎side








Aは、俺の好きな人だ。









笑顔が可愛らしくて優しくて...俺以外にもAを好いている男はたくさんいた。









俺の知ってる限りでは、善逸•時透君•時透君のお兄さん•冨岡先生.....くらいだな。









時透君とお兄さんは知らないけど、ほとんどの男はAの顔だけで好きになったのだろう。









でも俺は違う。









確かにAの顔は可愛いけど、性格がとても良くて笑顔が可愛らしくて俺は好きになった。









そのAがいろいろな事があって、恋人だった時透君のお兄さんと別れたらしい。









2人には悪いけど俺は、ついラッキーと思ってしまった。









俺はいつからこんな嫌な奴になったんだろう。









好きな人には幸せになって欲しいと思ってたはずなのに。









俺は、禰豆子と一緒に帰ってきたAに想いを伝えてしまった。









その時は、俺は何をしてるんだ！と心の中で叫んだ。









まだ、心の傷が癒えてないAに告白をするなんて...長男として不甲斐なしだ！









Aはやっぱり俺に謝ってきた。









謝らないでくれ...俺が悪いんだし...









炭「いや、良いんだ。俺が急に言い出したのが悪いんだし...。だからA、答えてくれてありがとう」









そう言うとAは笑った。

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