10話 ページ11
貴方side
貴「っていう事があったの。」
禰「.......そんな事があったんだ。」
炭「......可哀想に。」
私は今、竈門ベーカリーに来ていて、実は小学生の頃からの付き合いである炭治郎と禰豆子にあの出来事を話していた。
炭「それからどうなったんだ?登校とかは」
貴「あー、登校と下校は無一郎君と2人で。有一郎君とはもう行ってないんだ。」
私はあの時の事を思い出してしまって、泣きそうになった。
炭「そうなのか....」ナデナデ
禰「無理しないで...」ナデナデ
それに気づいた炭治郎と禰豆子が、撫でてくれたから少しは抑えられたけど。
禰「ねぇ、A。時透君に勉強教えてもらうのは結局どうなったの?」
貴「それはね、私泣いた後に無一郎君の腕の中で眠っちゃったらしくて......。それで起きたらベットにいてもう夜になってたの。」
貴「それでね、横を見たら無一郎君が私の手を握っていてくれながら寝てたの。」
炭「そうか.....。俺Aを元気づける為に歌うぞ!」
貴「え?」
禰「お兄ちゃん.....?」
炭治郎の歌声は、ドラ〇もんとジャ〇アンの歌声並みに酷い........。
その炭治郎が歌を披露するなんて.....。
貴「い、良いよ!気にしないで!」
そう言うと炭治郎は、捨てられた子犬みたいになった。
うぐっ......そんな顔されたら.......!
貴「ごめんね、炭治郎!今の冗談だから!」
禰「(苦笑)」
炭「じゃあ...聞いてくれ。”別の人の彼女になったよ”」
......なんでその歌をチョイスしたんだい?
ミスター竈門よ。
まぁ.......いっか。
大人しく聞いておこう。
炭「べづの”人の”がれじに”な”っだよ”〜♪ごんどばあ”な”だみだいに”い”っょにブェズでお”お”ばじゃぎどがば、じないダイプだげど〜♪」
.........うん、やっぱり歌声酷いわ。
禰豆子も耳を塞いでいて、顔が歪んでいる。
この竈門ベーカリーも小刻みに揺れている。
頑張って耐えてくれ......。
私と禰豆子も、頑張って炭治郎の歌に耐えている。
...あれ?私何しに来たんだっけ?
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☆カペラ★ - ハピカさん» えへへ、ありがとう!雑は正義だぞ!!← (2020年5月15日 19時) (レス) id: 04526cdaa3 (このIDを非表示/違反報告)
ハピカ - 完結おめでとー!!いやぁ、ドキドキしちゃったよ♪ほんとに最後らへんざt((殴 (2020年5月15日 18時) (レス) id: df379dee82 (このIDを非表示/違反報告)
☆カペラ★ - 兎餅さん» 嬉しい!ありがとうございますぅぅぅぅう!!! (2020年5月13日 16時) (レス) id: 04526cdaa3 (このIDを非表示/違反報告)
兎餅(プロフ) - うん、こういうのめっちゃすこです!!!頑張ってくださぁぁぁぁい!!! (2020年5月13日 14時) (レス) id: ba5a96e23c (このIDを非表示/違反報告)
☆カペラ★ - ハピカさん» はわわわ///嬉しい!ハピちゃんありがとう!! (2020年5月13日 9時) (レス) id: 04526cdaa3 (このIDを非表示/違反報告)
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