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涼介side
ひんやりと身体を包み込む１枚の白い布…、
真っ白な部屋に１人取り残された様な感覚だった…。
目を覚ましたのはつい数分前の事…。
前より軽くなった身体を起こすと手には
俺から自由を奪うかの様に複数本の点滴…。
そして…、
最後に記憶に残っているのは５日前…。
俺は仕事を休んでまで寝ていたんだ…。
本当…、バカだな…。
悔しくて悔しくて堪らなかった…。
せっかく頂けたたくさんの仕事を…、
俺は自ら無駄に…、水の泡にしたんだ…。
でもそんな事より悔しかったのは…、
起きた時１人ぼっちだった事…。
こんなの…、
�狠�１人俺を心配していない��
と言っているのと変わりはない…。
自分から遠ざけて怒らせる様な事したくせに…、
結局心のどこかで皆を求めているんだ…。
本当情けない…。
もし退院しても…、
もう仕事なんてないんだろうな…。
苦しくて悔しくて虚しくて…、
自然と頬に一筋の生暖かい何かが流れていたんだ…。
+
侑李side
�爛�シャ…、カシャ、、��
『良いね〜、こっち視線ちょうだい〜』
シャッター音が鳴り響く撮影現場。
今日もいつもと変わらない撮影風景、、
ではなかった…。
涼介のいない撮影現場は活気がなく…、
皆皆口を開こうとしない…。
僕の涼介はもう５日間も寝ているんだ…、
そろそろ起きないと…、
大貴より寝坊助になっちゃうよ…。
ねぇ…、
僕達本当に心から涼介に謝りたいの…。
心から愛してるの…。
僕達の償いが足りないから君は起きないの…、？
それならさ…、
どんな犠牲を払ってでも償うから…。
__起きてよ…、寝坊助涼介…。
『ぃ…、ね…。ち…ッ__ちねん…、』
侑李「えっ…？」
雄也「おい、大丈夫か？」
侑李「あっ…、うん。ごめん、大丈夫。」
宏太「なら良いんだけどさ。…、無理はすんなよ。」
侑李「…。それはこーたもゆーやもね、」
言わなかったって分かるんだ。
ＢＥＳＴは年上だからって意地張ってるけど…、
皆の目が少し腫れてて赤くなってる事くらい。
それに正直最近は全く仕事に集中できてなくて、
今だってちゃんとできてから分からない。
こんな事涼介バレたら、、
怒られちゃうな…。
そう考えていた時だった、
�爐�い皆集まれ！今山田が目覚めたっ！��
そんな声がふと僕の耳に飛び込んできたんだ。
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作者名：麗皐 | 作成日時：2020年8月29日 21時
