山田さんの病系日記そのさん。 (ページ15)

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涼介side

今日俺は無断でレッスンを休んだ…。

誰にも言わず無断で…、、

理由は２つ…。

１つは体調が優れず気持ち悪くて頭を
カナヅチで殴られている様な感覚だから…。

２つ目はＢＥＳＴの事…、、

俺を本当は嫌っているんじゃないかって…。

去年は仕事が多すぎて皆より遅れて
ダンスレッスンがスタートしたんだ…。

そりゃもちろん少し覚えるのが大変で…、

でもその時は皆優しく教えてくれた…。

だが何故だか今は違う…。

多少のミスも怒られて…、

まるで俺を嫌っているみたい…。

だから悩んでるんだ…。

そんなに俺が嫌かな…、、

　
ＢＥＳＴが起こっている姿を想像すると…、

__足がすくんで動けないんだ…。

*

大貴side

今日山田がレッスンを休んだ。

その理由は俺達にもスタッフにも分からない。

宏太「…。言い過ぎたか…、、」

伊野尾「でもあいつ…、特に変わった様子はなかったよ…。」

侑李「んなの分かんないよ…。今までどれだけ涼介の芝居に騙されてきたか…、忘れたの…？」

光「確かに…、、」

裕翔「…。どんな仕事より正直ダンスが辛い部分はあるもんね…、激しいし疲れるし…。本当はやま…、隠してたのかも…。」

光「俺…、山田にめっちゃキレちゃったわ…。」

雄也「俺も…、いろいろ傷付けたかも…。」

侑李「でもまだ正直涼介が本当はどうなのかは分からない…。だとしても…、僕は…、さすが厳しすぎたと思うな…。皆よりも後に振りも貰った訳だし…、台本だってあるし…。」

裕翔「だよね…、、」

光「山田ん家…、行かねぇか…？」

大貴「俺も今同じ事考えてた…。」

伊野尾「ダメもとだけど…、行ってみよ…。」

雄也「俺運転するから…、皆乗ってって。」

宏太「ありがと。」

例え山田が元気でも元気でなかったとしても…、

あの言葉は山田にとって…さぞ苦しかったはず…。

何であんな事を感情任せに言ってしまったのか…。

もし山田が元気であればちゃんと和解して…、

俺達でダンスを教えてやれば良い…。

元気である事を願いつつも…、

もし山田の体調が悪ければ謝って看病…。

おしっ…、決心は付いた…。

今迎えに行くから…。

__待ってろよ…、山田…。