「30話だ。」『全てが繋がる。』 ページ32
「もう分かってる奴もいると思うが、あいつの個性は風じゃない。」
「A先生の個性...」
「ワープか？」
「で、でも治癒もしてたぞ？」
「あいつの個性はワープでも治癒でもない...個性を生み出す個性、オリジン...」
「「「！！」」」
「個性を...生み出す？」
「そんなこと出来るのかしら？」
「最強じゃねぇか！」
「あぁ強い個性だ。だがリスクが多い...上鳴、お前個性使いすぎたらどうなる？」
「え...アホになります。」
「それと同じだ。個性は使えば使う程キャパオーバーが生じる...Aは生み出した個性ひとつひとつにそのリスクがある。しかも、オリジンという個性自体を使いすぎてもキャパオーバーを起こす...」
「二重のリスク...」
「そして...オリジンを使いすぎるとキャパオーバーとして時間を奪われる」
「時間を？！」
「あいつは5年前にもキャパオーバーを起こし、生きてきた時間を奪われた...つまり若返った、今の身体年齢はお前達と同じぐらいだ。」
「そうか、だから同い年くらいだったのか！」
「お前達生徒を騙すような形になってしまって悪かった。だが、あいつの個性を敵に知られるわけにいかなかった...」
「でもなんでA先生も自分の個性のことを知らなかったんですか？」
「...5年前、あいつは1人のプロヒーローを助けた...」
オールマイトさんは自分の個性を私に教えた...ワン・フォー・オールが受け継がれてきた力であるということ...
『大丈夫なんですか...教えてしまって』
「世間には公表していないよ...でも君には知ってもらいたいんだ。私の個性と、オール・フォー・ワンのことを...」
そして、オール・フォー・ワン、個性を奪い、与える個性...
「君に今話したことと話すことは他言無用でお願いしたい...いいかい？」
『はい...』
「まず、私の身体...5年前敵によって受けた傷でね、呼吸器官半壊、胃袋全摘、度重なる手術と後遺症で憔悴してしまってね、活動時間に限界があるんだ。」
『っ！』
「っと、ごめん...怖いかい？」
『いえ...そういう訳じゃなくて...』
こんな姿になってまで...平和の象徴をやらなくてはいけない？呼吸器官半壊って、胃袋も...そんな大怪我をしてでも平和の象徴をやらなくてはいけない？
『そんなの...酷い』
「A君？大丈夫？」
『っ、すいません...大丈夫なんで、続けてください...』
私は5年前この人に一体何をしたんだろう、一体何が出来たんだろう...知らなくてはいけない
「31話だよ。」『貴方は……この未来を望みましたか？』→←『29話だよ。』「2人共...そんな事があったのか...」
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無名 - すみません、ご指摘ありがとうございます。 (2017年9月3日 17時) (
レス) id: 3491f2b835 (このIDを非表示/違反報告)
烏賊 - オリジナルフラグ外しましょうね (2017年9月3日 15時) (レス) id: fdb7d08b9a (このIDを非表示/違反報告)
無名 - 読んでくださってありがとうございます！更新頑張りますね！ (2017年9月3日 15時) (レス) id: 3491f2b835 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶サルサ - ああ、夢主いったいどうなるの？気になります！ (2017年9月3日 14時) (レス) id: b0c075c5a4 (このIDを非表示/違反報告)
無名 - こちらこそ、ありがとうございます！これからも応援宜しくお願い致します。 (2017年9月2日 15時) (レス) id: 3491f2b835 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名 | 作成日時：2017年8月27日 0時
