６話：″彼女″との出会い 後 ページ8
よく言われる、モデルみたいに細いとか、スタイルがいいとかそんなんじゃない。そんな甘いものじゃない。
か細くて少しでも力を入れたら、簡単に折れてしまいそうな……。
抱き抱えた俺の体に、直接、骨の感触が伝わる。
驚く俺をよそにその子は、慌てたようにその場を立ち去ろうとした。
だが、俺にはその子をそのまま見過ごすことはできなかった。
ｱﾒ｢待ってくれよ！｣
思わず腕を掴んだ、その手首の細さにまた驚きながらも、無理矢理に笑顔をつくり、こう言った。
ｱﾒ｢俺と一緒に食事でもどうだい？｣
そしてやって来たのは、俺の大のお気に入りのハンバーガーショップ。
いくら食べれない拒食症？とか病気だって、ここなら食べれるはずさ。
そう考えたのだ。
今の俺の気持ちは、このよく分からないが可哀相な女の子への同情心と、助けなければならないという義務心だった。
そのほかは、なんの感情も感じていなかった。
でも……。
あ『……美味しい』
ハンバーガーをほうばった時、彼女のふっと零した笑顔に、思わず目を奪われた。
そんな顔もできるんだ。
・
・
しかし、俺は彼女の異常な考え方が気になった。
自分に命令しなければ、笑顔をつくれない？
ご飯は一日一食で小さな皿に少しだけのスープ？
何より異常なのは、それらのことを普通のことだと少しも疑っていない彼女自信だ。
なにが君をそんなふうにしたのか……。
……あいつのせいなのか？
でも、その時俺はなにもいうことができなかった。
・
・
・
家まで彼女を送っていった。そこでようやく彼女の名前を聞いていないことに気づく。
ｱﾒ｢君の名前、教えてくれないかい？｣
あ『私は……Aといいます』
ｱﾒ｢……また、君に会いたいんだぞ｣
あ『……私もです』
また、彼女、Aと一緒にご飯を食べれるのだろうか。
そのことを考えると、女の子を食事に誘ったことなんて何回もあるはずなのに、妙に心が浮足だって、ワクワクとした。
・
・
だが、その時俺はAのおかれている状況を全く理解していなかった。
そして、俺のせいで彼女がどんなめにあっているのかということも。
馬鹿な俺はただただ彼女と出会った喜びに浸っていたのだ。
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咲(プロフ) - 勇者をたたえてここに表彰状を贈る さー様 miho様 おめでとうござi((ナポリタントルネード！！！ ぐおふっ！ (2011年10月20日 23時) (
レス) id: 638ce0c5ce (このIDを非表示/違反報告)
咲(プロフ) - ゴムってwwwwwwwwwwwwwミミズグミ！？ (2011年10月11日 8時) (レス) id: 92c85bdaba (このIDを非表示/違反報告)
ねこうさぎ - ｗｗｗ面白いです頑張って (2011年10月10日 18時) (レス) id: 6a13455e63 (このIDを非表示/違反報告)
miho：男と女の中間にいる生物 - 私は噂のサルミアッキを喰った。口に広がるゴムの味・。・・ (2011年10月8日 8時) (レス) id: 9512d7a2b0 (このIDを非表示/違反報告)
さー - お☆ひ☆さ☆！！あんまりこれなくてI`m sorryだよ＞＜ 俺はメリカ産のミミズグミ食った・・・。蛍光色の食べ物は伝説ではなかったっ・・・ぐはぁ！！ (2011年10月3日 17時) (レス) id: 89e47f1aef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羽菜 | 作成日時：2011年7月26日 23時
