要らなくもない彼の気遣い 【みか＊宗成り】 烽月銀音様リク ページ8
水色のワンピース…
チェックのカーディガン…
パーカーとスカートを合わせるのなんかもいいかもしれない
さすが私のマドモアゼルだっ！なんでも似合う！
今回はどんな服にしようか……
くだらない授業から解放され、そのまま家に帰ってきた私はマドモアゼルの新たな衣装について自室で熟考していた
今日は部活の活動日ではないし特に問題もないだろう
それよりもこちらが優先だ
マドモアゼルが何でも着こなすため逆に何を作るか迷う
「黒…？いやグレーも捨てがたい……」
机の上で布を目の前にずっと試行錯誤していると
「お師さん、ちょっとええ……？」
ガチャリと音をたて、影片がやって来た
「ノックくらいしろ、それからしばらく部屋には入るなと言ったはずだけど」
「うん、せやから部屋には入ってへんよ？」
振り向いてみると、オズオズと顔を半分覗かせるだけで確かに入ってはいない影片がいた
「一体、何？夕食までまだ30分はある。お腹が空いたなら少し待って」
「ううん、そうやなくて…」
まったく、もどかしい
なかなか言わない影片にしびれを切らしていると
「あ、あのな……」
いきなり影片がモジモジしだした
気をそらすためか指をいじったりし、明らかに挙動不審だ
心なしか、ほんのり頬が赤い
しばらく無言のままでいると意を決したように顔を上げ
「ゆ、夕食……できたんよ…」
とだけ言った
は？
「夕食…？どういうことだ？影片は料理などできなかったはず……」
「お師さん、今日も昨日も昼食とってへんやろ？食べることが嫌いなんはいつものことやけど…おれ、心配で心配で……」
そういえば、そうだったが…
だとしても、そんなに心配するほどのことだろうか？
目の前のこいつはほとんどの人間は気づかないレベルでだが、目に涙を溜めている
正直、泣く理由がわからない
私が心配で泣いているのだろうか…？
「せやから、おれ少しでもお師さんの力になりたくてな…料理してみたんよ！おれが夕食作ればマド姉ェのために使える時間多くなるし…」
「だとしても、君は料理の腕など無かったと思ったけど？」
「なるちゃんに教えてもろうて練習したんや」
なるちゃん……あの金髪か
そこでそういえば昨日、影片は帰りが遅かったことを思い出す
なるほど…そういう理由だったのか
納得していると影片は「ほら！早よ早よ！」と私の腕を引っ張り食卓へと連れていった
要らなくもない彼の気遣い 2→←策士策に……すでに溺れてる 【泉＊凛月成り】 レート@苺みるく様リク
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ユウ(プロフ) - とてもドキドキしました! リクエストで、北鷹北斗成り代わりと日々樹渉のお話をお願いします!! (2022年12月1日 20時) (
レス) @page35 id: 31932c1fef (このIDを非表示/違反報告)
袋フクロウ(プロフ) - 御幣島愛笑さん» かしこまりました。リクありがとうございます。完成までしばしお待ちください。 (2019年4月2日 22時) (レス) id: 2a48de6964 (このIDを非表示/違反報告)
御幣島愛笑(プロフ) - 旧valkyrieで二兎なずなの成り代わりが見たいです。 (2019年4月2日 18時) (レス) id: 37a1716821 (このIDを非表示/違反報告)
袋フクロウ(プロフ) - 富士急愛好家さん» お返事が遅れ申し訳ありません。リク承りました。ありがとうございます！ (2019年4月2日 0時) (レス) id: 2a48de6964 (このIDを非表示/違反報告)
袋フクロウ(プロフ) - mmymrmmmさん» お気遣いありがとうございます。身の回りがひと段落しましたので、更新再開いたします。ご安心ください。 (2019年4月2日 0時) (レス) id: 2a48de6964 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：袋フクロウ | 作成日時：2016年6月3日 23時
