天真爛漫 ページ9
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
「！来た来た」
ｶﾞﾁｬ
「おじゃましまーす！」
「消毒液…」
「はい！どーぞ」
「…、」
ﾌﾟｼｭ
相変わらず聖臣は潔癖だな…
「ていうか、みんなは？」
「ん？もう体育館だよ？」
「俺は行かない」
「……でも＿＿＿＿＿牛島さん居るよ？」
「若利くん！行く」
「ん、行くぞ」
「お前んち無駄にデケェからな」
「おいコラ合宿所に向かって無駄に言うな」
「………無駄に」
「おいっ！」
「ははははっ！！変わんねぇのな」
「元也笑いすぎ！」
「すまんすまん」
「さてと、開けるからね」
ｶﾞﾗﾗ
「到着しました！」
「…本物だ」
「高校No.1リベロ…」
「若利くん」
「あぁ佐久早か久しぶりだな」
「はい」
「んで？元也と聖臣は試合やるの？」
「「やる」」
「おけ、でも流石に2対6は無理だから…」
「いや3対6なら大丈夫だろ」
「え！？3？」
「そりゃお前もだよA」
「無理！」
「即答だな」
「……………………(やれ)」
「……わかったよ！やりゃあいんでしょ？やりゃあ」
「でも！負けたって私の所為にはしないでね？」
「あぁ」
「でもこの感じだったら私がセッターでしょ？やだぁ」
「あ゙？元セッター様だったのは誰だよ」
「んー？私、レシーブが好き」
「まぁまぁ一回合わせてみ？」
「ん、行くよ」
ﾌﾜｯｽﾊﾟﾝｯ
「んーまぁ5年振りにしては上出来じゃん」
「コース外れた」
「どんまい」
「もーとーやーリベロ交代して！！」
「はぁ？無理！」
「じゃあもう私、ツーでどうにかするわ」
「お前ならできそうで怖い」
「うそうそ、ちゃんと聖臣様にボールを配球いたしますよ！」
「ん、一回戦目は音駒」
「音駒…私の苦手なタイプ」
「お前に苦手あるんだ」
「あるに決まってんでしょ！私人間だよ」
「俺らも何回かあたったことあるね聖臣」
「ん」
「ねぇやっぱりさ、3対6はかてるわけないわ」
「重々承知」
「佐久早くん、サーブとレシーブどっちがいい？」
と、黒尾さんが聞いてきた
「Aどっちがいい？」
「んじゃサーブで」
「おけ、はいボール」
「ありがとうございます」
「Aがサーブやれ」
「え！？初っ端から！？無理無理！！」
「やれ」
「……はい」
聖臣の睨みは圧で人殺せそうだから逆らえん
ーーーーー
次回 試合開始！
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作者名：守山ﾋﾟｰﾔ | 作成日時：2023年10月31日 20時
