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#7 第1階 ページ8

ゆっくりと、塔の入り口の扉が開く。

三人が中に入った途端、後ろの扉が「ガコンッ」と音を立てて閉まった。

「開くのはゆっくりなのに閉まるのは速いんだね...」

シルリーが若干呆れたように呟く。

「だよな...って、外に出られないのか...倒すか、全滅か、ってことか」

「勝てばいいじゃん!頑張っていこう!」

「あぁ」「うん!」


中は、大きな広間だった。粗い石造りの床と壁。

ところどころに掛かっているランプの緑の炎が、なんともいえない暗さを作り出している。

敵は...

「あれ、か...」

そう言うディーンの視線の先には、三人の人影。

『なんか、ちっちゃくない?』そう言おうとした矢先、いきなり相手が動き出した。

「武器は、銃が一人に剣が二人だね。いくよ!」

そう言って敵を眠らせにかかるシルリー。なんか恐ろしい...

が、

「えっ!?効かないっ!」

「嘘でしょ!?」

と言うそばから銃弾が飛んでくる。

そのうちのひとつが、腕を掠めた。HPバー(戦闘中は表示される)が、少し短くなる。

「シルリーは後ろに下がってろ!回復と、余裕があったら魔法攻撃頼む!」

「わかった!」

空気が、一気に緊迫感に満ちたものになる。

飛んでくる銃弾を必死でよけながら、剣やら魔法やらで応戦する。

ディーンとシルリーの支援があるものの、先頭で、一人で三人を相手にするのはきつい。


「ごめんっ、一人後ろ行った!」

「了解、30秒支援とまるぞ!何とか持ちこたえろ」

「わかった、頑張るっ」

後ろで鳴り響く轟音。どうやら魔法の一斉攻撃で片付けようとしているらしい。

きっかし30秒後、音が止んだ。


一人減っただけで、随分と楽になった。

その数分後、随分と長く感じた第1層のボス戦は終わった。


____________________________________________


最後とかちょっと雑かったので変えました。

#8 大丈夫、なのだろうか→←#6 私「お兄さん少しかっこいいかも」主人公「どこが?」



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作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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Kソルト - 私も同じイベント参加してるぜ(>ω・)☆← (2014年12月27日 18時) (レス) id: d66b6d853d (このIDを非表示/違反報告)
三日月ミキ - Ksaltさん» う、うん、頑張る。(たぶん) (2014年12月26日 16時) (レス) id: 1dbb533bb6 (このIDを非表示/違反報告)
Ksalt - 早速見たぜ!続きも待ってるよ(∩´∀`)∩フレーフレー (2014年12月24日 16時) (レス) id: 800676d9d4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:三日月ミキ | 作成日時:2014年12月24日 15時

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