英雄と少女

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＊だいじょ...ぶ よくなるから

きっと向こうで幸せな生活を送っていればこんな風になることだってなかったんだろう

インク「それで、ソウルについてだったよね」

一応答えてくれるのか

「ソウルは魂...その人の心とか、命だよ」

＊いのち？

インク「そうだよ、念じてでもみれば出るんじゃない？」

そういうとインクはそっぽを向いてしまった、もう質問するなの意だろうか

念じる...試しにやってみるか

出ろ...出ろ...

ポワン

まさかの出た 真っ白で...グリッチがかかっている

ちょっとまてグリッチ？バグが起きているのか？

今の状態のインクに見つかったら敵認定されるかもしれない、幸いにもインクはこっちを見ていないから、

早くしまわないと

ポワン

おそらくグリッチがかかっているのはこの世界のバグだろう

真っ白なのもバグが関係している可能性が大きい、横じまの服でもないし、フリスクやキャラポジションの

人間である可能性も低いからおそらく元のソウルは普通だろう

そういえばコマンドは使えるのだろうか？よし、今はインクも見ていない、試しにやってみるか

シュッ

まさかの出た、Resetと表示されている

シュッ

消えた

コマンドを使える理由はなんだろうか？、フラウィが言っていたようにより強いケツイを持つものがコマン

ドを使えるらしいが、人間は少なくとも皆決意を持っているから、私より強いケツイを持つ人がいなくなっ

たことで"この世界"で私がコマンドを使えるようになったのだろうか？

....難しいな

＊インクおにいさん


インク「なに？」

インクが振返った、相変わらず虚な目でこちらを見ている

...私に、よく似た目で

あの目をする人がどんな気持ちを感じてきたかは、同一人物じゃないんだし、解りきりることなど出来ない

でも、大体どんな感情を抱いてきたか私は知っている


　 孤独 後悔 虚無感 失望 諦め


それら全てに耐えられなかった、ﾀﾋんだほうがマシだと思った

なのに蘇ってしまって、ﾀﾋのうにﾀﾋねなくて

もう壊れてしまって

忘れられたくない、独りになりたくない、その願いのためなら人を傷つけることだって厭わなかった

伝えたかった

「独りじゃないよ、君を必要として、君のことが好きな人はたくさん居るよ」と

...私なんかよりずっと

でも無理だ、今日会ったばかりの私が言ったっておかしいだけだし、幼児はそんなこと言わない

...ギュ

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