英雄と少女

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＊うんだいじょうぶ！

これはいつまで続くんだ...



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数分後

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結果:敗北

敗因:このままじゃらちがあかないと折れた

店員「ありがとうございましたー！」

元気のいい店員さんだな...はは…

クロス「大変だ！Aの元々生気がなかったのがさらに無くなってるぞ！？」

いまさらっと失礼な事を言われた気がする

隣でルンルンのエピックが持つ紙袋の中にはあのチキンが...うっ

エピック「大丈夫かbruh？」

こうなった原因はエピックなんだが

＊うん...だいじょうぶ...

とりあえずそう答えておく

＊それよりチキン いがいとしたけどだいじょうぶ？

エピック「あんなの全然平気だぜ？結構そういうの気にするんだな」

気にしてる、のか？

＊よくわからないけど なんだかさっきからむずむず？するんだよね

エピック「ほーん」

というか、エピックやたらとさっきチキンを買わせたがったけど

何か目的でもあったのか？

＊おじさん なにかしたかったの？

いや、深読みしすぎか

クロス「たしかに、いつにも増してチキン、チキンって言ってたよな」

偶然にもクロスも同じ事を考えていたようだ

エピック「いや...」

エピックが頭を搔く

エピック「気になったんだ、お前さんのこと」

まさかの理由だった

＊どうして？

エピック「だってA、最近色々交流あったのに自分から話しかけられない限りあんまり喋らないだろ？そ

れで気になってさ」

なるほど、確かに最近色々関わりがあったし、いや正確には迷惑をかけたし、それで気になったのか

エピック「あとお前さんは俺の事知ってるのに、俺はAのことあんまり知らなかったしな

それに」

エピックが少し間を置く

エピック「"わたしがわるい"なんて、そんな全部自分のせいにするみたいな事言う原因を、少しでも減らせ

たらなと思ったんだ」

エピックが笑う


確かに私はあの時

"わたしがが"かかわろうとしなかった"し"しろうとしなかった"だけだよ わたしがわるい"

そう言った

でもそんな理由で？



じわっ

胸の奥の方の何かが、少し

ほんの少しだけ溶けた気がした



エピック「それでまず、自分が好きなものに関してのAの反応が見たかった、

まぁ収穫はあっただろ？チキンの良さを布教したいのもあったのは確かだが」

本音が漏れてる漏れてる

クロス「確かに、チキンが怖いとか、そう言うのかなり気にするタイプだったとか、初めて知ったな」

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