英雄と少女

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やっぱりな、バレていた

まぁ隠すつもりもなかった...はずだが

＊いいたくないわけじゃないけど いえない

エピック「…無理に言わせるつもりはもともとなかったが、どうしてだ？」

＊どうしていまさらこんなにどうようしてるのか じぶんでもわからないから いまいってもせつめいでき

ないかな

...本当に、どうして今になって

諦めたはずだろう？

エピック「...そうか」

エピック「実を言うと何か考え込んでた事、最初から気が付いてたんだ

すまんな」

＊だいじょうぶだよ よそうはついてたし

エピックが大袈裟に驚いたような顔をする

エピック「鋭い奴だとは思ってたが、まさか気付いてたとはな

本当に8歳かbruh？」

＊あくまですいていねんれいだから

でもまぁ、あの何も無い世界で推定年齢2、3歳で目を覚ましてから5年経って、向こうでは12でﾀﾋんだから

5＋12で今精神年齢は17ぐらいか

エピック「本当は聞かずにおくつもりだったんだがな

お前さんさっき仲間の話とか友達の話とか、ポジティブな話をしている時、必ずと言ってい

いほど泣きそうな顔してたぞ」

＊へ？

泣きそうな顔？

この、私が？

自分の顔をペタペタと触る

＊うそはついてないよね？

エピック「もちろん、ついて俺に何の得があるんだ？」

確かにそうだ

エピック「それで放っておいたら危ないと思ったんだ、言えないなら仕方ないが

心は、一度壊れたらよっぽどの事がない限り戻らないからな」

そう言ってエピックが私の頭を撫でた

優しい手つきだ

ひょっとしたら、前の場所でも私がもっと何か違ったことをしていれば、この感覚を感じる事ももっとあっ

たのかもしれない

けど、今の私は幸せを感じてもきっと壊れた心じゃ気付けずにたくさん失うんだろうな

＊...ねぇ

エピック「？」

私の心はそれすらもう正常に感知できなくなっていたが...

...私は、泣きたかったのかもしれない

それを隠すように笑う口元が作り出す笑顔は、自分でもわかるほど歪だった

＊...もう ておくれだっていったらどうする？

気のせいだと思うが、一瞬視界が歪んだような気がした

エピックの撫でる手が止まって

今度は前に一度見せた本当に驚いた顔をした

エピック「...A」

パッとエピックから離れる

＊なんてね！ じょうだんだよ

そう言った私の声は、なんだかわざとらしかった

＊おじさんもそろそろかえったら？だいぶじかんたっちゃったし

エピック「あ、ああそうだなbruh」

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