英雄と少女

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エピック「そういえば俺たち、4年も一緒にオメガタイムラインに住んでるのに、お互いの事何も知らないよ

な」

私の場合は死ぬ前散々見て来たし、エピックは英雄なのだから、エピックの事はいやでも耳

に入るから知っている

それに

＊ちょっとちがうかな

そう言うとエピックは首を傾げた

＊せいかくには わたしがが"かかわろうとしなかった"し"しろうとしなかった"だけだよ わたしがわるい

エピック「...はぁ」

エピックはやれやれと言うような仕草をした

エピック「お前さんは少し自分に厳しすぎやしないかbruh？」

＊え？

びっくりして思わず顔を思いっきり上げてしまった

エピック「さっきだって、自分は他のことは全くできなくてこれしかできない自分はダメな

奴だ、みたいな言い方しただろう？」


＊...ほんとうのことをいっただけだよ

ベチッ

＊あだっ

デコピンされた、力が強くてかなり痛い さすが最強

エピック「hehe、なんだその声は？」

エピックが可笑しそうに笑った

＊おじさんがあんないたいデコピンしなかったらそんなこえださなかったよ

エピック「おっとすまんなbruh、力加減が難しくて」

エピックはまた笑った

＊わらわないで

自分で今更こんな感情が浮かんできたことに驚きだが、気分が悪い

＊そういえば さっきのちょっと違うってはなしのつづきだけど おじさんは"えいゆう"だから わたしが

いっぽうてきにしってるしね

エピックの笑いが止まった


エピック「...そうか」

エピックは少し、ほんの少しだけ、寂しそうな顔をした

普通だったら気づかないぐらいの微妙なものだったが、やはり私はこういうことに敏感なよ

うで、気づいてしまった

前の私だったら踏み込んではいけない、踏み込まれたくない事かと思って放っておいたが...

どうやら此処の人達のせいで少しおせっかいが移ってしまったらしい

＊どうしたの？おじさん

エピックが驚いた顔でこちらを向いた

本当にびっくりしたのか、もう片方の目も開いている

エピック「...A？」

＊いったでしょ？こういうこととくいなんだよ びんかんなの むかしから

あそこではそれが裏目に出たけれど

＊いってらくになることだったらいくらでもきくよ だれにもいわない わたし まもれな

いやくそくはしないしゅぎなんだ

そう言ってできる限り安心できるように優しく微笑んでみる

エピック「...お前さん、自分が思ってるよりずっといいとこあると思うぜ」


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切り悪し

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