□ 放 課 後 デ ー ト (仮) ページ4
.
今日も今日とて先輩を探す。
あわよくば一緒に帰れたらなぁ なんて。
炭治郎「善逸、帰らないのか？」
善逸「先帰ってて」
炭治郎「もしかして先輩？」
善逸「……………」
炭治郎「連絡すればいいじゃないか。聞いてやろうか？」
そう言って、A先輩のアカウントが表示されているスマホを俺の前にチラつかせる。
善逸「…………は？なんで持ってんの？」
炭治郎「かなり前に交換した」
善逸「かなり前っていつだよ。お前みたいな田舎者がなんでスマホという名のハイカラ機器なんか使い熟してんだよ。そのスマホぶっ壊させろ」
炭治郎「ちょっ、なんで怒ってんだよ…！！！」
ッあﾞあああムカつく……。
俺だって先輩と連絡先交換して毎日やり取りしたいし。
『喧嘩？』
炭治郎「あっ、先輩！！」
善逸「ひっ…！！？」
俺達の様子を下から覗き込むようにして見るA先輩と胡蝶先輩。
善逸「喧嘩じゃない……です」
『そうですか。それは良かったです』
俺を真似てか敬語になってる。
そして顔が近い。
言え、善逸。言うんだ。今だぞ。
善逸「…………あの、一緒に、かっ、帰っても……いい…ですか……？」
『うん、いいよ』
善逸「んえッ！！？」
即答。即答すぎて心臓が止まるかと思った。
胡蝶「じゃあ私達は私達で帰りましょうか。炭治郎くん」
炭治郎「はっ、はい…！！」
『あれ、一緒に帰らないの？』
胡蝶「空気を読めです、お馬鹿さん〜〜」
『おい待てコラ』
暴言を残して去って行く胡蝶先輩を追い掛けようとするA先輩の腕を掴んだ。
善逸「せっ、先輩と、行きたいとこ…、あるん、です…けど……」
『私と？』
返事の代わりに頭を縦に大きく振った。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 148人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
びっぐべいびー(プロフ) - 夕陽さん» 私も夕陽さん大好きです！！！！！おどおどさせます！！！！！有難うございます！！！！ (2020年2月16日 22時) (
レス) id: e79a92b9d7 (このIDを非表示/違反報告)
夕陽(プロフ) - あああやっぱりびっぐべいびーさんの作品が好きです！オドオドする善逸がめちゃっ好き……。応援してます！ (2020年2月16日 21時) (レス) id: 1027af9147 (このIDを非表示/違反報告)
びっぐべいびー(プロフ) - SPADEさん» めちゃくちゃ嬉しいです。ありがとうございます！ (2020年2月15日 23時) (レス) id: e79a92b9d7 (このIDを非表示/違反報告)
SPADE(プロフ) - 好きです。めちゃくちゃタイプです。更新頑張ってください！ (2020年2月15日 13時) (レス) id: eddc682581 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：びっぐべいびー | 作成日時：2020年2月15日 10時
