捨て猫と7人の王子。

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ジョンウォンさんが救急箱らしい
ケースを持って戻ってくる。


JW「ユンハさんお待たせ、！」



そう言って正面にしゃがむ。






SN「まず汚れとった方がいいかもウォニ。」






JW「確かに。」








SN「洗面所連れてくから顔洗いな。」





「あ、すみません、」







ソヌさんに続いて立ち上がる。





ひどい顔だよね、、。

腫れてるし、泣いたし、








でも、そんな予想よりはるかに酷かった顔。












「っ、、、は！？！？」








鏡を見て思わず叫んでしまう





、、ほどの、酷い顔。






メイクが崩れて、
涙でぐちゃぐちゃになって、

頬には赤く腫れた痕が残ってる。







こ、こんな顔を人に見せてたなんて、、！！！

無理無理、


え、やだやだ




めっちゃ恥ずかしい、、、、







パニックで口をぱくぱくさせてると。








SN「タオル置いとくから、これ使って。」




JW「冷たい水の方がいいよね。」







いろいろ準備してくれるお二人。





「、、、ぅぁぁあ、、すみません、、」





SN「いいよいいよ、大丈夫w」



JW「リビングで待ってるから、ね？」







出て行く二人。







、、、。





鏡の自分を観察する。









「誰この人、。」


※自分です










マスカラは目の周りに滲んでるわ
リップは剥げてかさかさだわ
アイシャドウのラメが顔中に広がってるわ



もう大騒ぎ。





「恥ずかしいってば、」






ブツブツ言いながら水を出す。








「、、、っつ、」



、、冷たい水が染みる。




、、、石鹸が肌を刺す。







頬の痛みに顔を歪めながら
全ての汚れを洗い流す。








何故だろう。





汚い跡が落ちて行くと同時に、

すーーっと心が晴れていく様な気がした。






「、、、ふぅ、。」








大丈夫。





タオルを畳んで洗面台に置いて、
洗面所を出た。








その時。








　 「え“、だ、誰、！？」







「ひっ、」






廊下で、出くわした。









　 「誰誰誰、」









この家の3人目の住人の方。

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