スノの紅一点3

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宮「とりあえず追いかける?」


『うん、そうしよう』



追いついたら…



ラ「Aちゃん、舘さん遅いよー」


渡「迷子になるなよ」



勝手に消えた2人が呆れ顔だった



『いやいや、迷子だったのは2人だから。

プールで走るって危ないの、分かってる?

周りにも迷惑がかかるでしょ?』


渡+ラ「「はい…」」


宮「姫、2人のお母さんみたい」


ラ「ごめんね…次からはちゃんとするから」


渡「俺も2人に迷惑かけた…ごめん」


『分かればいいよ。ね、舘さん?』


宮「そうだね」



ガチトーンの姫って少し怖い(笑)



渡「まぁ…プールは楽しもうよ」


宮「反省してるの?(笑)」


渡「してるしっ!!」


ラ「Aちゃーん…

俺さ気をつけるから…楽しもう?」


『大丈夫(笑)怒ってないよ!』



そして、プールに入ったものの…

姫がプールに入らないで眺めてる

ってか普段着で元から水着を着てないし(笑)



ラ「何でAちゃんはプール入らないの?」


『えっと…』



俺とか翔太達は理由分かるけど

ラウールは分かんないか



宮「姫はね、肌が弱いから

プールとか海は体が痒くなるんだよ」


ラ「え!?」


『うん、誘ってくれたのに断るのは

悪いなって思って…ごめんね』


ラ「全然大丈夫!!

むしろ来てくれてありがとう」


渡「こいつ、入ろうと思えば入れるけどな」


宮「入れるけど後が可哀想だろ」



別に大丈夫だろ?とでも言いたげな顔の翔太

翔太、姫の症状を少し軽く見すぎだな



『舘さん優しー!!』


ラ「そんなに痒くなるの?」


『うん、《痒い!!》って言ってたら

ふっかさんと阿部ちゃんに
《入っちゃダメ》って止められた(笑)』



出た、過保護2トップ(笑)

ふっかと阿部は特に心配性だから



ラ「そうか…」


渡「阿部達は月大好きだからな」


宮「メンバーとしてでしょ」



結局、姫は最後までプールに入らなかったけど

俺らが楽しんでるのを微笑んで見てた

姫はメンバーが笑ってる姿が好きみたいだし

姫にとっては大切な時間だったってさ



『ラウ、また誘ってね』


ラ「えぇ!?Aちゃん得無いじゃん」


『あるの!!

…皆の笑顔が見れるっていう得』


渡「それなら、次も俺誘ってー!」


宮「…俺も」


ラ「じゃあ今度も一緒に行こう!!」

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