スノの紅一点

だてつき ページ35

『舘さーん』


宮「どうしたの?」


『んー…
舘さんってロイヤルで貴族じゃん。

どうすれば舘さんみたいになれるかなって』


宮「貴族って(笑)

そうだねー…
姫はそのままで十分だと思うよ。

だって、飾らないでこんなに美しいとかって
すごいからね」


『舘さんから美しいって言われた!!

えー、めっちゃ嬉しい!!』


宮「ほら、
姫は嬉しい時とか感情をすぐに出すじゃん

それが皆から愛されるポイントなんじゃない?

だから、俺のロイヤルさは
真似っこしなくてもいいんだよ?」



舘さんはいつもロイヤルだから
私はめっちゃ憧れてる

だって、カッコいいじゃん!!

でも…舘さんみたいになりたいって言っても

返ってくる返事は《真似しなくてもいい》か…



『えぇ…ロイヤルな舘さんカッコいいもん』


宮「俺は、カッコいい姫も好きだけど

常にカッコいい姿じゃなくて

可愛いくてたまに見せるカッコよさに
ギャップ萌え?をすると思うけどな…」


『そういうものなの?』


宮「うん、そういうもの

はいっこの話はもう終わりにしよっか」


『舘さん逃げた!!』


宮「俺は逃げてない(笑)

ほら、一緒に夕飯作る?

2人で豪華な夕食を作って皆に食べさせようよ」


『宮舘を添えて!!』


宮「そうだね(笑)

じゃあ…早速作り始めようか」


『はーい!!』

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