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肌寒かった気候も暖かくなってきて換気をしようと調理室の窓を開けると外ではサッカー部が練習試合をしていた。



「「きゃー!目黒くん頑張ってー!!」」



もう見るのも当たり前になった目黒くんのファン達が歓声をあげている。



遠「飽きずにまぁ…よく毎日来るよね。」


「目黒くん背高いし顔も綺麗だし目立つもんね。」



もはやアイドルの様な存在になっていて1年だけでなく2.3年生のファンもいるくらいだ。



遠「でもさ、目黒くんってファンに対しては塩対応だよね?まぁあんだけ追っかけられたら嫌になるか…。」


「確かに…。どこにいても注目されるもんね。」



きっと中学でもこんな感じだったのだろうな。
そう考えながらぼーっと見ていると試合が終わったようでコートから人が出ていく。
すると目黒くんがこっちを見て私達の方へ歩いてきた。



目「2人とも見てたの?」


遠「窓開けたら歓声凄くてさ笑」


「毎回すごい人だよね!」



今もファンの人からの視線が痛い…。
普段無表情の目黒くんが笑みを浮かべているのだから余計にだよね。



目「俺、1つのことしか出来ないから聞こえてなかったわ。」


「すごい集中力…笑」



あれだけの歓声の中、ゴールに何回も外さずにシュートしてたし本当なんだろう。



目「それより今日何作ってるの?めちゃいい匂いしてきて腹減った。」


「今日はね、ドライフルーツのパウンドケーキだよー!」


目「まじ美味そう!終わったらすぐ行く!」



嬉しそうによっしゃ!って言いながら笑う。
いつの間にか調理部の部員達も目黒くんに釘付けで先輩が声を掛けてきた。



先輩「目黒くんそんなに甘いもの好きなら私のもあげようか?」



頬を赤くしてずいっと私達の横に入ってきて、いつの間にか後ろに居た部員達も渡すタイミングを見計らっていた。



目「俺うさぎの貰うんでいいです。」



横と後ろで先輩達がピシッと固まるのが分かった。
目黒くんもうちょっと違う断り方無かったのかな…。
私がすっごく気まずい。



目「じゃあとで。」



この状況で目黒くんは去っていった。



その後先輩達から質問攻めにあったのは言うまでもない。

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カギしっぽ(プロフ) - 陽和さん» 陽和さんありがとうございます(^^)忙しく更新がなかなか出来ていないのですが少しずつ書いてはいますのでもうしばらくお待ちください! (6月10日 1時) (レス) id: 2eddb9ff5e (このIDを非表示/違反報告)
陽和(プロフ) - 初めまして!とても楽しく読ませて頂きました!!面白くて、一気に読み進めちゃいました!続きも楽しみに待ってます!!頑張ってください!応援しています(´ω`*)! (6月5日 22時) (レス) @page25 id: 344911ff21 (このIDを非表示/違反報告)
カギしっぽ(プロフ) - 大福さん» 大福さんありがとうございます!面白いと言って貰えて嬉しいです(^^)更新頑張ります! (2022年10月1日 0時) (レス) id: 2eddb9ff5e (このIDを非表示/違反報告)
大福 - めっちゃ面白いです!私、学校のお話とかあんまり好きじゃないんですけど、このお話は、自分と重なるところがあって面白いです!頑張ってください!! (2022年9月30日 21時) (レス) @page3 id: 3af7ca601d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カギしっぽ | 作成日時:2022年9月26日 23時

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