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バスにはギリギリ間に合ったものの
授業なんてものは1ミリ足りとも頭に入ってこないし
友達には
「A、調子悪い?」
とか優しい言葉もらっちゃうし。
ごめんね、めっちゃ調子いいよ。
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・・・これからはわかりませんが。
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帰りのバスの中もずっと考え事。
私、世で言うお嬢様になっちゃうの?
え、待って、
お嬢様ってそもそも何だっけ!?
金持ちの娘?
わがまま娘?
世間知らずの小娘?
ますます分からない・・・
私はデビューしてしまうのか・・・
ていうか、執事って何よ!?
自分のことぐらい自分でするわっ
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せめて爺やがよかったな・・・・
変わらないか。
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そんなこんなでもう自宅の前
もう居るのかな
すでに居るのかな
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心配なのでもう1度言っておく
やっぱり居るのかな。
どんな人かな…
原田さんと同じくらいの年であってほしいんだけど…
いや、できれば爺やがいいけど。
玄関開けたらすぐそこにいて
「お帰りなさいませ。」(キラッ☆)
とか言われるのかなぁぁぁ・・・
怖いなぁぁぁぁ・・・
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色々な不安を抱きながらも
ドアノブに手をかけた。
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作者名:おみ | 作成日時:2014年3月1日 0時