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Plllll....






(ガチャッ)

「もしもし、渋谷さんですか!ですよね!」


渋谷「はい、そうですよ(笑)

 どうしたんですかそんなに焦って。」


「すみません!連絡も入れずにこんな時間まで外に出て!」


渋谷「あぁ、大丈夫ですよ。こうやって電話してくれたので一安心です。」


「すいません!もう少しで帰るので!」


渋谷「かしこまりました、お気を付けて。」






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よかったー、渋谷さんが優しい人で。






.






あれ?






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違う!優しいけど、違う!





.






「ただいま戻りました!あの、1つ、愚痴をいいですか!?!」


錦戸「おん、聞くで。」





亮くんに、今朝の渋谷さんのデリカシーのない発言の話をした





錦戸「すばる君らしいなー(笑)でも女子からしたら嫌やろね。」


「嫌、というか…なんというか。初対面の人に言う言葉じゃないですよね。




 でも、さっき電話してたら、なんかやっぱり良い人そうだなって思って。

 よくわかんない人だな〜って。



 亮くんから見た渋谷さんってどんな方ですか?」





きっと自分の固定概念しかなかったから


今朝はあんなに腹立たしく思ってたんだろうね。






錦戸「すばる君…はぁ・・・不器用やねん。」


「不器用さんなんですか…。」


錦戸「俺も割とそっちの部類やからわかるんやけど、


 多分、初めて会ってなんていう言葉をかけるのがベストかわかんなくて、


 『はじめまして、これからよろしく』って照れずにうまく言えないから


 そういうこと言ったんやと思うで?


 大丈夫、安心し。





 すばる君はすっごいええ人やから。」





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作者名:おみ | 作成日時:2014年3月1日 0時

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