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#16 ページ16

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「し、失礼しましたッ!!!」



全力で頭を下げると、彼はあたふたしながら



執事「そ、そないことせんといてください!」



と、ものすごい速さで私の頭を上げた






執事「その・・・“亮くん”てのは錦戸亮のことでええんですよね。」


「あ、はい、そうです。すいません、暗くてよく顔が見えずに…。」


執事「そんな!気にせんといてください!

 僕、安田章大と申します。本日からは僕がお手伝いいたします。」




よく見れば亮くんより少し小さいかも。


笑った顔がクシャっとしててすこーしだけ亮くんと似ている笑い方。


可愛いなー…。





じゃなくて、


「安田さん…ですね。よろしくお願いします!



 


.








.







 って、ちょっと待ってください、



 執事って変わるんですか?!」




『この家の執事さんは亮くんなんだな〜。』


とか普通に思ってたけど!


違うんですか?!





安田「錦戸からは説明がなかったでしょうか…。」


「はい…。」


安田「そうでしたか・・・。申し訳ございませんでした。」


「いえ、とんでもないです!ぜひ聞かせてください。」


安田「かしこまりました。

 では、ここで話して体調が悪化すると良くないので帰りましょうか。」



「?」






そう言って安田さんと脇に止めてあった車に乗り自宅へと帰ることにした。







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作者名:おみ | 作成日時:2014年3月1日 0時

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