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武田「毎日練習に明け暮れる皆さんに僕からささやかながらのプレゼントとして、日帰りで海に行こうと思います！」
＿＿＿長かった夏休みも残り僅か。
一日の終わりを告げるミーティング中に武田先生が持ち出した話題に、黙って聞いているだけだった部員達が一斉に弾んだ声色を上げた。今回ばかりは私だけでなく、この場に居るほとんどの人が夏代表とも言えるその単語に食い付き歓喜の反応を示している。
日向「うっ、海ー！」
西谷「うぉー！ビバ！夏！」
澤村「・・・いいんですか？」
烏養「ま、たまには息抜きもしないとな」
武田「僕の親族の方が経営している旅館の近くに海があるのですが、今回の話をしたら是非旅館を使ってくださいとお言葉を頂きました」
テンション高く立ち上がる日向くんと西谷先輩に澤村先輩の怒声が飛ぶ。再び静かになったその場で穏やかに詳細を付け足していく武田先生が女神様に見えてくる。
「久しぶりの休息、たまにはゆっくり羽を伸ばすのも悪くはないでしょう」と柔らかく微笑むその優しさに胸を熱くしながら、体育座りをしている飛雄の目の前にしゃがみ込んだ。
A『ねぇ飛雄！海だってー！』
影山「そういや海行きたいって言ってたもんな」
A『うん！行ったら一緒に泳ごうね！』
影山「泳げねぇだろ、お前」
A『今は浮き輪って便利な道具があるから！』
正直泳ぎは全く出来ないが、文明の利器さえあれば充分に満喫できる。悦楽に面を輝かせる私に「ガキかよ」と眉を下げた飛雄も、呆れながらもやっぱり少し嬉しそう。今までバレーボールに生きてきた彼は娯楽で海に行った記憶なんて数えるくらいしかないらしい。それも片隅にぼんやり残る程度のかなり幼い頃の話。
浮ついた空気の中、解散の声が掛かる。途端に騒がしくなる部員のあいだで飛び交う話題は海のことで持ち切りだ。
西谷「龍よ、海と言えば水着だな」
田中「あぁ、うちのマネージャーはレベルが高いからな。虫が寄り付かないように見張る必要がある」
縁下「お前ら・・・あんま変なことやるとまた怒られるんだから程々にしろよ」
そうか、水着が必要だよね。着たのなんて随分昔だから、また新しいものを買う必要があるだろう。しかし、飛雄と一緒に買いに行くのはちょっぴり気恥しい。なにより女子の水着コーナーまで付き合わせるのが申し訳なさすぎる。仕方がない、別の方向性でいこう。
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惠音(プロフ) - kazo62さん» 永遠にならないようなるべく頑張ります....！笑。楽しみにしてくださってると思うとやる気もメキメキ湧きますので！ご期待に応えられるよう励みますので、これからもよろしくお願い致します！ (8月9日 17時) (
レス) id: eb865940ec (このIDを非表示/違反報告)
kazo62(プロフ) - 惠音さん» ああああ本当ですか！是非よろしくお願いしますっっ永遠に待ちます！惠音様のペースで全然大丈夫ですので！これからも応援しています！頑張って下さい！ (8月7日 7時) (レス) id: b69daefb3c (このIDを非表示/違反報告)
惠音(プロフ) - kazo62さん» ドキドキして頂けて光栄です！月島くんのお話しもずっと書きたいと思っていたので！月島くん素敵ですよね！！まだ先にはなってしまうかもしれませんが気長に待ってくださると嬉しいです....！ (8月6日 21時) (レス) id: eb865940ec (このIDを非表示/違反報告)
惠音(プロフ) - コパンダさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！キュンキュンしてもらえて嬉しいです....！完結までもうしばらく続きますので楽しんでもらえたら幸いです〜！！ (8月6日 21時) (レス) id: eb865940ec (このIDを非表示/違反報告)
惠音(プロフ) - あもんさん» 無事に6章も終わりました！甘々を堪能頂けたでしょうか....？！7章も甘々なので引き続き読んでもらえたら幸いです！ (8月6日 21時) (レス) id: eb865940ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：惠音
| 作成日時：2023年5月27日 19時
