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久しぶりの休日に気分が弾む。予定の起床時間よりも早く目が覚めてしまった私はインテリアと化していた洋服達と睨めっこし、普段よりも少しだけメイクに力を入れた。仁花ちゃんが居たのならメイクやファッションについて花を咲かせることが出来たが、男だらけの今日はまず諦めた方がいいだろう。
お気に入りのオーデコロンを軽く吹きかけると私の気分は更に上がる。普段短いスカートばかり履いているせいか、ロング丈のスカートも休日を彷彿とさせる気がしてワクワクする。買ったばかりのブーツを履いて玄関前で最終チェックをしていると、タイミング良くケータイの通知音が鳴った。画面に映る”着いた”の文字を確認してから扉を開ければ私服姿の飛雄と鉢合わせる。
『うん！やっぱりジャケットは黒にして正解だったな』
「勉強するだけなんだからジャージでいいだろ」
『駄目駄目！私服だとオフって感じがするからなんかこう・・・キュンとする！』
「そうかよ」
昨日の夜から飛雄はずっとこればかり言っている。こんなにも影山飛雄改造計画に励んでやっているというのに、当の本人はどんなときでもジャージを好む。ジャージ以外に他にないのかと問えば、これからランニングに行ってきますとでも言いたげな服を取り出すから本当に頭が痛くなった。どっちにしたってジャージじゃないかという突っ込みは、もはや面倒なのでしなかったが。
何を着せていくか、テレビ通話をしながら細かく指示を出したおかけで今この服装に落ち着いた訳だ。私が何も言わずにいたら間違いなくランニングウェアで来たことだろう。別にそれが嫌ということではないが、せめて休みの日くらい新鮮な姿が見たいじゃないか。
───結局そんなの、私の我儘でしかないのだけど。
鍵を閉めて隣へ駆け寄ると、複雑な顔つきで下から上まで観察してくる。「なに？」と問いかけた私の前髪を横に流しながら、なんだかつまらなそうに口元を尖らせた。
「気合い入ってんな」
『えへへ。せっかくのお出かけだから』
「もっとダセェ格好で来いよ」
『なんで！？嫌だよ！月島くん達もいるのに！』
この完成系まで持っていくのにどれだけ努力したと思っているんだ。何度も鏡と睨めっこして一生懸命”可愛い”を研究したのに。そりゃ土台が私では限度があるだろうが、飛雄に少しでも可愛いと思ってもらいたくて、ドキドキして欲しくて。
＿＿＿全部、飛雄のために頑張ったのに。
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惠音(プロフ) - 名無しさん» キュンですね〜！素敵なシチュありがとうございます！勉強会の話が終わったら、ちょいちょい物語動かしていこうかな〜と思っています！永山さんも登場する予定なので楽しんでもらえたら光栄です....！ (2月12日 19時) (
レス) id: eb865940ec (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 欲望が抑えられないです (2月11日 23時) (レス) id: 5d4eebdee6 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - ほのぼの会やちょい甘な会もいいけど、最近出てこなくなった永山さんが影山にアクションかけて夢主ちゃんが不安になってちょっと永山さんと取り合い的なのしてそれでも夢主ちゃん以外に興味ない影山にカウンターくらって影山と夢主ちゃんの激甘な会が見てみたい (2月11日 23時) (レス) @page44 id: 5d4eebdee6 (このIDを非表示/違反報告)
惠音(プロフ) - Lunaさん» 大好きだなんて嬉し過ぎます....！性癖に刺さる影山くんになれていて良かったー！少しでも日々の癒しになれたら嬉しいです！ (2月5日 7時) (レス) id: eb865940ec (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - 惠音さん» わぁー！お返事ありがとうございます！ほんと無限大です！！惠音さんのお話大好きです！！ (2月4日 23時) (レス) id: ae56522889 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：惠音
| 作成日時：2023年12月9日 20時
