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『飛雄も日向くんも、明日の休みは勉強に使いましょう』
「A教えてくれんの？！」
『出来る限り頑張る』
「やった！ありがとうー！」
「俺は明日用事が・・・」
『さっき暇だって言ってたじゃん。赤点でバレーする時間が減るのは嫌でしょ？現実と向き合いなさい』
勉強から目を逸らそうとする飛雄に怪訝な視線を送る。期末テストに響けば、少なからずバレーに費やす時間が減る。それは日向くんだけでなく飛雄だって同じ。春高を控えた大事な時期にそんなことをさせる訳にはいかない。
納得いかない様子だった飛雄も、バレーの話題を持ち出せば渋々といったようだが頷いてくれた。バレー馬鹿な二人を交互に見つめながらやれやれと肩を竦めると、しかしどうしたものかと首を傾げてみる。
───・・・小テストの科目は数学だったよね。教えると言ったものの、私も苦手なんだよな。
文系に全振りしていた私は、基本的に理数系が苦手だ。かといって飛雄や日向くんのようにスカスカな点数を取るほどではないが。小競り合いをしている変人コンビを無視しながら、私はとある解決策に辿り着きポンと手を打った。
『月島くんと山口くん、明日って暇？』
帰り支度をしていた二人に駆け寄ってお誘いをかけてみる。進学クラスの二人が居てくれれば心強い。なんなら私も数学を教えてもらおう。最近は教えることばかりしているから、たまには私も教えてもらう立場になりたい。月島くんはスパルタそうだけど、お願いすればなんだかんだ言いながらも優しく教えてくれるはずだ。
私の急なお誘いに目を丸くした二人は顔を一度見合わせた。しかしすぐに山口くんが瞳を輝かせて二つ返事で声を弾ませる。
「うん！暇！ツッキーは特に暇だよ！」
「ちょっと、何勝手に、」
「ツッキー暇だよね？せっかくAさんが誘ってくれてるんだから」
「いや・・・」
「暇、だ、よ、ね？」
「・・・まぁ、特に予定はないけど」
山口くんの圧に月島くんが押されている。いつも朗らかで柔らかいイメージが定着していた山口くんだが、もしかしたら私の知らない一面があったりするのだろうか。きっとそれは幼馴染である月島くんだからこそ知り得る姿なんだろうけど。
諦めたようにひとつ嘆息する月島くんを覗き込むと「なんでもない」とすぐに視線を外されてしまった。その姿に山口くんが表情を綻ばせるから尚更疑問が募る。
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惠音(プロフ) - 名無しさん» キュンですね〜！素敵なシチュありがとうございます！勉強会の話が終わったら、ちょいちょい物語動かしていこうかな〜と思っています！永山さんも登場する予定なので楽しんでもらえたら光栄です....！ (2月12日 19時) (
レス) id: eb865940ec (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 欲望が抑えられないです (2月11日 23時) (レス) id: 5d4eebdee6 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - ほのぼの会やちょい甘な会もいいけど、最近出てこなくなった永山さんが影山にアクションかけて夢主ちゃんが不安になってちょっと永山さんと取り合い的なのしてそれでも夢主ちゃん以外に興味ない影山にカウンターくらって影山と夢主ちゃんの激甘な会が見てみたい (2月11日 23時) (レス) @page44 id: 5d4eebdee6 (このIDを非表示/違反報告)
惠音(プロフ) - Lunaさん» 大好きだなんて嬉し過ぎます....！性癖に刺さる影山くんになれていて良かったー！少しでも日々の癒しになれたら嬉しいです！ (2月5日 7時) (レス) id: eb865940ec (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - 惠音さん» わぁー！お返事ありがとうございます！ほんと無限大です！！惠音さんのお話大好きです！！ (2月4日 23時) (レス) id: ae56522889 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：惠音
| 作成日時：2023年12月9日 20時
