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(影山side)
眠気が残る欠伸を繰り返しながら制服を脱いでいく。飽きもせずに隣ではしゃいでいる日向を軽くあしらうと、耳を劈くようなボリュームで不平不満を言い始めた。鼓膜に響く嫌悪が眉間の幅をより一層狭める。
・・・あぁーークソ、うるせぇ。
部活前に無駄な体力使わせんなよ。
オレンジ色の頭部を力任せに掴むと、溜め込んだ鬱憤をたっぷりとその右手に込めてやる。断末魔にも似た悲鳴が狭い部室内に響き渡ったタイミングで、月島と山口が部室へと顔を出した。
日向「そーいや海外の選手でさ、なんだっけかな〜、名前が思い出せないけど金髪でひょろ長い感じの人！」
影山「それ
月島「”海外”って言ってたでしょ、馬鹿なの？」
影山「あ"？」
日向「何を言ってるんだい月島くん、影山くんが馬鹿だなんて今に始まったことじゃないじゃないか」
山口「日向、そのキャラなに」
影山「つーか馬鹿はお前もだろ。このあいだ掛け算間違えてたじゃねぇか」
日向「足し算間違えたお前よりマシだ！」
月島「本気で馬鹿になりそうだからその低レベルな争いやめてくれる？」
あまりにも脱線した会話が、元の話題をかなり掻き消している気がする。真っ白なＴシャツを頭から被り早々に着替えを済ませると、ロッカーにしまい込んだ鞄からケータイを引っ張り出す。
言われた情報を再度脳内で思い浮かべながら画面をスライドさせると、浴衣姿で微笑むAが映し出される。待ち受けに設定したそれを見るたびに頬が緩んでしまうなんて絶対にバレたくはない。努めて平然と表情を押し殺す俺の横で、弾んだ声が響く。
日向「あ、なに？調べてくれんの？！」
影山「お前のためじゃねぇ。中途半端だとモヤモヤして嫌なんだよ、俺が」
山口「あー分かる。思い出せそうで思い出せないときってモヤモヤするよね」
月島「でも明らかに情報少なすぎるでしょ」
影山「とりあえず海外選手片っ端から検索すればそのうち出てくんだろ」
山口「めちゃくちゃ大雑把だね」
影山「まずはセリエＡからいくか」
月島「・・・それどれだけ時間かかると思ってるの」
なんだかんだ言いながらも、どうやら全員がその謎に包まれた選手が誰なのか気になるらしい。いつの間にか俺の周りを囲うようにして検索を掛けようと開いたその画面に視線を落としている。
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惠音(プロフ) - 名無しさん» キュンですね〜！素敵なシチュありがとうございます！勉強会の話が終わったら、ちょいちょい物語動かしていこうかな〜と思っています！永山さんも登場する予定なので楽しんでもらえたら光栄です....！ (2月12日 19時) (
レス) id: eb865940ec (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 欲望が抑えられないです (2月11日 23時) (レス) id: 5d4eebdee6 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - ほのぼの会やちょい甘な会もいいけど、最近出てこなくなった永山さんが影山にアクションかけて夢主ちゃんが不安になってちょっと永山さんと取り合い的なのしてそれでも夢主ちゃん以外に興味ない影山にカウンターくらって影山と夢主ちゃんの激甘な会が見てみたい (2月11日 23時) (レス) @page44 id: 5d4eebdee6 (このIDを非表示/違反報告)
惠音(プロフ) - Lunaさん» 大好きだなんて嬉し過ぎます....！性癖に刺さる影山くんになれていて良かったー！少しでも日々の癒しになれたら嬉しいです！ (2月5日 7時) (レス) id: eb865940ec (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - 惠音さん» わぁー！お返事ありがとうございます！ほんと無限大です！！惠音さんのお話大好きです！！ (2月4日 23時) (レス) id: ae56522889 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：惠音
| 作成日時：2023年12月9日 20時
