週刊誌 ページ6
Aを見送って
一人
事務所への道をテケテケと帰るジヨン。
交差点で立ち止まったついでに空を見上げると月と目が合った。
ジヨン「さ〜〜て。これから・・どーすっかな〜」
車が途切れた瞬間に
横断歩道を渡って
ガソスタの前を通って
銅像の前を曲がった所で携帯を取り出した。
---
お目当ての名前を探し出して
【発信】をタップ。
なんでだろ
さっきまで一緒にいたのに
もう聴きたいんだよ、Aの声が。
ジヨン「・・・・・」
でも
聞こえてきたのは
『電波の届かないところに・・・』
音声ガイダンス。
そりゃそうだよな？
地下鉄だもん。
自分がダサくて
ソレに笑って
そしたらマタ罪悪感が襲ってきて。
ジヨン「はぁ…」
コンビニの前に
ため息を落として
正面玄関から事務所に入った。
-----------
エレベーターを降りると
ジヨン「うわ！！」
そこにみんながいて驚いた。
ジヨン「なにごと？」
スンリ「ヒョン…これ…」
切迫つまったような顔をしたスンリが差し出したのは週刊誌
開かれたページには
よくあるパパラッチ記事。
『ラブラブ帰国』
『実力派ラッパーからフランス人映画監督へお乗り換え』
見出しと共に
見覚えのある女と
見覚えのない男が
腕を組んで
空港から出てくる写真。
ジヨン「なんだよ・・・・・これ・・・」
ヨンべ「ジンウから・・何も聞いてないの？」
これは
怒りなのか
悲しみなのか
もう・・・わかんねー。
今朝まで一緒にいたジンウが
実はパリから男を連れて帰ってきてたなんて・・
ウソ・・・・だろ？
とにかく
ジヨン「なんか・・吐きそう…」
気分が悪い。
Teddy「大丈夫か？」
ジヨン「大丈夫じゃない」
スンリ「ヒョン・・・」
ヨンべ「・・・・」
ジヨン「ごめん、今日帰るわ。」
--.
スタジオに入って荷物をまとめてたら
【着信:ジンウ】
今頃・・飛行機のハズなのに・・・
これが何を意味してるのか。
早くとって
納得のいく説明を聞けばいいのに
それがもし
残酷な内容だと思うと・・・怖い。
とろうか
とらまいか迷ってたら
それは切れてしまって
そしたらマタ鳴り始めて。
なんかもう
うるさいはずの着信音さえもBGMに聴こえてきた。
あと何回かけたら諦めんのかな。
なんて
肘をついて
光りっぱなしの画面を眺めた。
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きゃきゃきゃ - 最高 (2015年7月5日 23時) (
レス) id: 2ce84f8967 (このIDを非表示/違反報告)
crazY(プロフ) - キュンキュンしましたーーー！！！！卒業後の話も気になってます←（笑） (2014年5月30日 16時) (レス) id: cef302b1df (このIDを非表示/違反報告)
YUKI(プロフ) - 最高です！！！！ (2013年12月25日 0時) (レス) id: 238643a222 (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴンフルーツ(プロフ) - 最後幸せすぎて涙でました(。。*) もうきゅんきゅんでした！！ 楽しかったです♪♪ (2013年11月30日 1時) (レス) id: 71c9064c70 (このIDを非表示/違反報告)
ここ - ジヨンと主人公の会話が可愛くてキュンキュンしちゃいます！！なんだか読み終わったら幸せになれます！ (2013年11月14日 0時) (レス) id: d8d35c5001 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タムタム | 作成日時：2013年3月13日 7時
