ラマンに恋する5秒前

第19話　逆らえない運命 ページ19

浦田「あ、1人ならせっかくだし一緒に歌わない？」

ん？なにを言ってるんだ？

「あの、それはないと思いますよ？」

浦田「え、なんで？」

なんで！？この期に及んでなんでだと！！？

「いや、普通だったら嫌じゃないんですか？お会いしたの今日で2回目ですよ？」

浦田「別に。まぁ、Aさんがきゃーきゃー騒ぐタイプだったら嫌だけどそうじゃないでしょ？｣

「なんでそんなに信頼してるんですか…。もしかしたら私も隠し撮り勝手に投稿するかもしれないじゃないですか…」

浦田「でも、しないでしょ？」

「しないですけど…！」

浦田「ならいいじゃん」

よくないでしょ！

なんなの、このたぬきめ！

私がこたぬきだからってそんな

なんでも言うこときくと思ってるのか！？

浦田「ねぇ〜、駄目？」

「駄目じゃないです」

浦田「よっしゃ！じゃとりあえず部屋移動な｣

「うぃっす」

負けた…

所詮こたぬきにはおやだぬきに逆らう力などなかったんだ…



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浦田「お待たせーぃ」

坂田「うらさん遅かったねー」

？？「ほんとですよー。うらたさんが入れてた曲変わりに歌っておきましたからね！｣

浦田「マジか、そこはとばしておけよ」

坂田「というかなんでそんな時間かかったん？」

浦田「お、聞いちゃう？実はさっきドリンクバーの所でちょっと知り合いに会ってさ」

？？「へー、偶然ですね」

浦田「1人だって言うからせっかくだし一緒に歌わね？って誘って連れてきたんだよね」

？？「は！？え、仲良しなんですか？」

浦田「いや、今日で会ったの2回目」

？？「なにやってるんですか！そんなのめちゃくちゃ気使うじゃないですか！」

浦田「まぁまぁ、もう連れてきてるし」

？？「ていうか浦田さんが2回目って事は僕はじめましてですよね！！｣

浦田「まふは初めて会うけど坂田は会ったことあるぜ」

坂田「え、そうなん」

浦田「おう、ほらAさん入ってきて」

「こ、こんにちは」

坂田「え、嘘！？Aちゃん！？なんで！」

「たまたま浦田さんにお会いしまして」

坂田「えー！うらさんナイス！」

浦田「だろ？」

まふ「え、待ってだれ」

坂田「は？」

浦田「あ？」

まふ「え、待って待って怖い、なんでそんなガラ悪いの」

「あ、は、はじめましてAと申します」

まふ「あ、はじめまして、まふまふです」

これが令和の大天使…

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