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俺のトモダチ!でてこい、えすえすあーる!!(文マヨ爆死) ページ27




目の前に突如現れた顔面国宝。

心臓に悪い。

事前告知してほしかった。

敦君が気絶する。

君なんかちょくちょく気絶してるよね?

ダイジョブそ?


「あ、あなたは探偵社の!何故ここに!」


「美人さんの行動は気になっちゃうタチでね、こっそり聞かせて貰った」


樋口さんは目を見開き、自分のポケットを探る。

綺麗に整えられた爪が、コツンと当たる音がした。


「な…真逆、盗聴器!?では最初から、私の計画を見抜いて…!」


「そゆこと」


太宰さんはニッコリ笑う。

はー尊い。取り敢えず旧双黒の絡み見せて。


「ほらほら起きなさい敦君〜」


「敦サン、起きてクダサイ」


私も敦君に駆け寄る。

さっきから地味に移動のチャンス逃してたんだよね。


「ま……待ちなさい!生きて返す訳には!」


「くく……くくく」


喉を鳴らすような声が路地に響く。

【SSR】やつがれくんの笑い声。


「やめろ樋口、お前には勝てぬ」


「芥川先輩!でも…」


「太宰さん、今回は退きましょう」


樋口さんの意見ガン無視じゃん。

慕ってくれてる後輩ちゃんは大切にした方が良いよ。


「しかし、人虎と、その仮面(ピエロ)の首は、必ず僕らマフィアが頂く」


なるほど、私は「ピエロ」って呼ばれてるのか。

え、それゴーゴリと被らない?

彼は「道化師」か。

じゃあいい……、いいのか…???


「なんで?」


「その2名には、闇市で懸賞金が懸かっている。人虎は70億、仮面(ピエロ)は60億だ」


わお大金。

敦君ほどじゃないけどあまりに大金。

大丈夫?私みたいな奴に60億ポンと出して大丈夫?

……大丈夫だろうな、あの男のことだし。

黒い笑みって良いよね…同志よ…→←喉笛ってどこのことだっけ。



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作者名:れれりるれよ。 | 作成日時:2023年10月5日 21時

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