草の上って意外と快適だったりする。 ページ3
、
取り敢えず、もう日が沈みかけてるから寝ないと。
一万円で泊まれる宿とかあるかな。
一泊くらいなら割と行けるのでは?
そう思って、ふっと川を覗き込んだ。
「駄目だこれ」
白髪、
蒼い右目、
顔の左側全体を覆い隠す仮面(目も何も書かれてない。ひたすら白。)、
黒いインナーシャツに赤いネクタイ、
白い外套。
どっからどう見ても不審者で草生える。
仮面をとってみた。
大やけどしてた。左の顔面。マジでヤバい火傷の跡。これで人前に出るのもアウトだわ。
なお左目は赤色。オッドアイですかそうですか。不審者じゃないですか泣きますよ。
「野宿決定か……はぁーあ……」
結論。
「川辺って寝心地良いんだね!!ぐっすりだよ!!おそらく約丸一日!!」
バカかな!!
辺りもう夕暮れなんすけども!!
転生したばっかの世界で?
マフィアとかやくざとか色々いて?
割と命の危険がある中で?
テントとかも何もなしに?
丸一日熟睡???
バカだね!!
「これ今から行って間に合うか…???」
少なくとも、敦君が我が最推しを川から引き上げる場面はもうとうに過ぎた。
茶屋に行って茶漬け食べてるところに遭遇…?
いや無理だ茶屋の場所がわからん。
……倉庫待機…?
どの倉庫かわからないのに?
いやでもあの辺にたような倉庫多いし、
中覗いてそれっぽいところで隠れて待機してたらいいし、
別の場所なら音で気づけるか。
「…会って、それで、どうしたいんだっけ、私」
………怪しまれる要素しか無い。
まぁいっか!
そこは転生のプロ、
しっかりやり遂げて見せようじゃないか!!
【悲報】異能とキャラ(人格)が決定しました→←転生のプロ、ヨコハマに降臨。
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作者名:れれりるれよ。 | 作成日時:2023年10月5日 21時