いつも眠りたい少女。【イナオリ】 (ページ41)

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反旗を覆すページ41

【セレナサイド】

　ベルナルドが私をオリオンへ勧誘した理由は何となく分かっていた。

　 ―頭の切れる私を仲間にし、オリオンに反旗を覆そうとしたのだろう。

　ベルナルドは母親・イリーナの所業に心を痛めていた。
　父親の掲げた理念を無視するかのような行動をする母に、「止めたい」
　という気持ちを抱いたのだろう。

　私はそもそもオリオンをぶっ潰してやりたかったから、反対する気は無かった。

　それでまさか使徒にされるとはね・・・
　ちょっとショックだったかな。
　
　ああ、早くオリオンなんて潰して一哉たちの元に帰りたい。

　
　 ―回想―

　べ『奏、お前をオリオンの使徒にし私と共にオリオンへ反旗を覆してほしい』

　奏『何で私を選んだんだい』

　ベ『君はオリオンを潰したいと思っているのだろう。更にはその能力。
　キミが仲間に来れば百人力だと思ったからさ』

　奏『・・・他に仲間はいないの？』

　べ『私の傍にいる新条も仲間だ。』

　奏『え、まさかそれだけ』

　べ『ああ』

　奏『絶望的だわ・・・。ま、いいよ。こっからぶっ潰すのも面白そうだし、
　こんなに眠気の覚める提案は久々だからねぇ』

　べ『では、承諾ということでいいか？』

　奏「ああ、よろしく頼むよベルナルドさん』

　べ『こちらこそだ。ではまず・・・』

　セレナ「(オリオンなんてさっさと潰してやるよ。これ以上あいつ等を敵には
　回したくないんでね)」

　
　 ―――
　駄作者の極み・ウララです！
　本編でよく分からなくならないように解説をココで入れちゃいます！

　まず、奏ちゃんはオリオンに勧誘され、其処でベルナルドの思惑を知ります。
　奏ちゃんとベルナルドは利害が一致、手を組むことになります。
　オリオンの使徒となり、イリーナに怪しまれないようにしています。
　 (刻印はシールです)

　そこからベルナルドの参謀になり活動を始めたということです。
　
　ちなみに試合中パソコンで見ていたのは世界大会の選手データです。
　オリオンに対抗できる実力の選手を探していたんです。
　 (バハードさんは本気で嫌いだった様子)

　ネイビーインベーダー対日本では兵士のような戦い方をさせれば、
　一ノ瀬たちが助けてくれると踏んでいたのです。
　
　結論奏ちゃんは洗脳とかされてません！