波乗りかき氷

4 ページ5

バスの座り順はグーパーで
にっしーと私、千晃と実彩子、真ちゃんと秀太、そしてその間の補助席にだっちゃん

にっしーと隣って、始まって早々心臓に悪い

って思ってたら肩が重くなった

「にっ…」

西「zzz」

もー。せっかく話そうと思ったのにな〜
けど…
まつげ長いな。
鼻高いな。
今までこんなに至近距離でまじまじ見たことなかったけど、すごく綺麗な顔…
私の肩に乗せてちょっと潰れてるほっぺも
全部全部、見れば見るほど好きな気持ちが溢れそう

「顔潰れてるよにっしー」

西「zzz」

「ブサイクだよ」

西「zzz」

起きない。暇(-_-)

私の手の横にある力の抜けた手に少し触れてるだけでも嬉しくなる

触って見てもいいかな

少しだけ

…男の子の手ってこんなに大きかったっけ。

「暇。にっしー疲れてるの？」

西「んぅ〜」

もー、眠り深すぎる！せっかく隣なのに…

私も少し寝ようかな…

5→←3

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す