波乗りかき氷

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今日は隆弘とデート

久々すぎてなんだか緊張しちゃう

かれこれ3時間半髪型と服装で悩んでます…笑


「やばい、あと30分したら行かなくちゃ」

鞄はこっちの方がいいかな、とか、やっぱりこの髪飾りつけようかな、とか

なかなか決まらず気づけばあと5分


だって、せっかくのデートなんだし精一杯オシャレして、多少背伸びしたとしても可愛いと思われたいのは女の子なら誰だってそうでしょ？

オシャレにちょっとの我慢はつきものだし！




なんとかギリギリで家を出て待ち合わせまで急ぐ








駅まであと半分のところでもうすでに足に違和感



うそでしょ…まだこれからなのに


絆創膏も持ってきたし、大丈夫。きっと。



待ち合わせ場所にはまだ隆弘は来てなくて

来る前に素早く絆創膏をかかとに貼る

お願い、今日1日はどうか持ちこたえれますように



西「ごめんっお待たせ！」

「全然待ってないよっ！…///」

久しぶりのこの私服の雰囲気
かっこよすぎて胸がときめく

西「じゃあ、行こっか！」

「う、うん！」

立とうとした瞬間

「きゃっ」

西「っと、大丈夫？！」

ヒールがぐらついて倒れそうになったけど隆弘が支えてくれた

「ごめん、ありがとう」

西「それ」

「え？あっ、これは前の傷が目立つから…」

西「なんで嘘つくの」

「ごめん…」

靴が脱げたのと同時に見つかってしまった絆創膏

あぁもう最悪。

これじゃあ隆弘に気を使わせちゃうじゃん。

西「痛かったでしょ」

「こんなの慣れてるから大丈夫」

西「だーめ。靴買いに行こっか」

「いいよいいよ！全然大丈夫だから！」

西「俺がやだ。傷深くなったら俺がやだ。」

「隆弘は心配しすぎだy」

西「いいから。行くぞ」

そう言って中に浮いた私の体

「え？！待って下ろして！」

西「だめ」

「歩けるってばぁ…恥ずかしいから下ろしてよ！」

少し見上げればすぐ隆弘の顔

いわゆるお姫様抱っこってやつ

恥ずかしすぎだってば！！！

西「そんな靴で歩くよりましだろ」

「…怒ってるの？」

西「Aが我慢ばっかするから」

「ごめんね。でもこんなの痛いうちに入らないよ。隆弘の顔見たら痛いのなんかどっか飛んでっちゃうんだから！」

西「…」

「たか…」

見上げると耳まで赤くした隆弘

照れてるのかな？笑笑

西「やばい、やっぱ俺今日耐えらんねえ」

「え？」

西「靴買ったら予定変更しよ！明日なんか用事ある？」

「ないけど…」

西「じゃあ決定！楽しもうな♪」

…どういういみですか？！

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