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「めちゃくちゃ、ドキドキしてるじゃん、なんで?オフィスだから?」



そう言われて少し体を起こして下を向けば、私の腰に腕をまわしたまま、彼が見上げていて。にやにやしてるけど。というか、なにこれ、すごい年下に甘えられてる気分になるな、なんて思って、髪の毛に手を通せば、ふ、なに、なんてされるがままになってる拓司くん。



『なんかあったの?』

「いや別に?」

『こんな感じの拓司くんも珍しいし、まずここオフィスだし』



この前もオフィスでちゅーしたじゃんって言われて、あれはもうオフィスに私たち以外誰もいなかったじゃん、しかも夜遅かったし、なんて理由のような理由ではないようなことを思ったりして。でも、ほんとにどうしてしまったんだろうな、なんて思っていれば。ねえ、なんて呟くように言われて。



「今日うち来てよ」

『今日?いいけど』

「俺遅くなっちゃうかもだけど一緒に寝よ」

『いいけど、明日早い日だよね?』



明日は彼は朝から情報番組に出演する日。泊まりに行くのは全然いいけれど、ほんとに一緒に寝るだけになっちゃうな、なんて思っていれば、Aと一緒なら熟睡できる気がする、なんて。今日はとことん素直に嬉しいことをたくさん言ってくれて。

こんなの何もないはずがないけれど、まあいいか、と思っていれば、俺昨日寝れなくてさー抱き枕欲しくなって、なんて。彼女を抱き枕にするなと言いたいところだが、そうやって必要とされてるなら、まあよしとしよう。

抱きついたままの彼をぎゅーっと、抱きしめて、じゃあ早く仕事終わらせて、拓司くんのこと待ってようかな、なんて言ってみたりして。そのままぱっと、腕を離して。



『ねえ、そろそろ戻らないと、怪しまれるよ?』

「あとちょっと、てかもう何かしてると思ってんじゃない」

『えー戻りづらいんだけど』

「打ち合わせしてましたって顔で戻ればいいんだよ」

『わたし、できると思う?』

「無理だな」



そう言って、にやにや抑えられてなさそうなんて言うから、そのまま少し動いて、離してーなんて笑いながら言えば。はー戻るか、なんて立ち上がった瞬間、私に触れるだけのキスをして。放心状態の私に、木戸行くよ?なんて。







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エンスイ(プロフ) - ちひろさん» コメントありがとうございます!リクエストは受け付けているのですが、今書いているメンバーでいただけたらと思っており、tmrさんは私自身も雰囲気等あまり理解できていない部分もあり難しいかもしれないです……。今後機会があれば書かせてください…! (2021年2月22日 2時) (レス) id: 275b77238f (このIDを非表示/違反報告)
ちひろ - はじめまして、いつも読ませていただいてます。リクエストなんですが、tmrさんを出来ますか?出来たらよろしくお願いします。これからも頑張って下さい。 (2021年2月20日 23時) (レス) id: 192c096d22 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:エンスイ | 作成日時:2021年2月17日 12時

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