週に1回の約束事 / kwmr ページ12
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kwmrさん初登場になりますので、合わせて◎主人公紹介も更新しました。先にそちらを読まれた方が分かりやすいかもしれません。
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Side kwmr
『ただいまー』
玄関から物音と彼女の声が聞こえた。同棲を始めてもうすぐ1年。2年の研修を終えて、研修医という肩書きが取れたらしい彼女は今年から、小児科医として大学病院で働いている。
彼女曰く正確に言えば、まだ研修中らしいのだが、ややこしいし、説明がめんどくさいと言って、ざっくりとしか説明してくれないから、僕もよく分かってはいないが、とりあえずのところ医者だ。
「おかえり」
『今日早かったと思わない？』
「まあ、そうだね。いつもよりは？」
『でしょ。ごはん食べた？』
「まだ」
そう言えば、じゃあ拓哉の分も作ろーって言って、帰ってきてそうそうキッチンに立っている。一般的に言えば今から作って出来上がる時間は、だいぶ遅い夕飯かもしれないし、僕は別にできたものでもいいよって言っていたのだけれど、彼女は料理が好きらしい。
僕にとっては非常にありがたい話ではあるし、恋人の手料理が食べれるということは、嬉しいことだ。だから、いつの間にか僕も一定の時間までは彼女が帰ってくるまで食べないで待つようになったし、まあ今日はもう無理って疲れて帰ってきても、一緒に何か頼んで食べるだけなのだけれど。
キッチンに立って料理をする姿を見る30分くらいが好きだ。2人分なんて1時間もかからないで彼女は作り上げてしまうから、すごいなと思うけれど、彼女からは大したもの作ってないんだから、こんなもんだよって返ってくる。
しばらく見ていれば、できた、ご飯よそってなんて声がかかって、大人しく席を立ってキッチンへ足を運ぶ。炊飯ジャーを開けながら、彼女の手元を見れば何かを豚肉で巻いたであろうものが、フライパンに並んでいた。
「それなに？」
『なんかかさ増しして角煮みたいになるんだって』
「へえ」
かさ増しして、角煮になるって表現が合ってるのか？とは思うが、まあ美味しそうだし、アプリで見たレシピが何かにそのフレーズが書いてあったんだろうな。
食卓に茶碗を2つ運んで。今日は何の話をしようか、なんて。
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エンスイ(プロフ) - ちひろさん» コメントありがとうございます！リクエストは受け付けているのですが、今書いているメンバーでいただけたらと思っており、tmrさんは私自身も雰囲気等あまり理解できていない部分もあり難しいかもしれないです……。今後機会があれば書かせてください…！ (2021年2月22日 2時) (
レス) id: 275b77238f (このIDを非表示/違反報告)
ちひろ - はじめまして、いつも読ませていただいてます。リクエストなんですが、tmrさんを出来ますか？出来たらよろしくお願いします。これからも頑張って下さい。 (2021年2月20日 23時) (レス) id: 192c096d22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エンスイ | 作成日時：2021年2月17日 12時
