解決策 ページ11
｢きつね、さん。｣
何分たったか、否数秒かもしれない。
重苦しい雰囲気のなか少女は声をかけてきた。
｢えと、みんな、怒って、ない？｣
やっぱり怖かったのだろうか？
震える声で少女は話しかけてきた。
｢えぇえぇ。そうですとも。｣
｢ほんとに？｣
｢そうですよ。誰も怒っていません。大丈夫です。｣
言葉を慎重に選びながら、こんのすけは少女に話しかける。
｢もし、審神者様がよろしければ、何故ご飯が食べられないのか、教えてください。｣
少女の目がくもる。さすがに、踏み込みすぎたか、そんな考えが頭をよぎる。
｢…嫌でしたら、話さなくて構いません。ですが、せめて食べることのできるものだけでも教えていただけませんか？｣
｢………お水、とか、スープ？とか飲み物なら大丈夫。でも、それじゃ、栄、養？が足りない、から、鼻に、ストロー？みたいなの、入れてた。｣
ストローみたいなのは、おそらくチューブのことだろう。こんのすけは脳内コンピュータで検索をかける。
結果は、栄養不足を補うための治療法だとでた。これらは、サニゾンで買えば問題はない。幸い、前任が残したお金は余るほどある。燭台切や、歌仙には、食べられるものを伝えれば問題はないだろう。
そう結論付け、こんのすけはまた、口を開いた。
｢教えてくださり、ありがとうございます。｣
それでは、とこんのすけが立ち去ろうとすると少女が呼び止めた。
｢あの、あなたの、名前、は？｣
そういえば教えていなかった。
｢紹介が遅れてしまい申し訳ありません。私の名前はこんのすけにございます。｣
｢…こんのすけ。｣
｢はい。｣
｢よろしく、お願いします。｣
少し、心を開いてくれた。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
更新、遅くなりました。
30000hitありがとうございます。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 693人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
華音(プロフ) - 初めまして！！刀剣乱舞大好きで読ませて頂きました♪終わりの表示になってしまっておりますが｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡もう続きは更新されないのでしょうか? (2022年8月22日 19時) (
レス) id: 85eea2d6ee (このIDを非表示/違反報告)
キックーノ(プロフ) - ありがとうございます！ゆっくりですが頑張っていきます (2018年10月2日 17時) (レス) id: b023b778d0 (このIDを非表示/違反報告)
ル・カルコル - 夢主ちゃん可愛っ…！勉強などで大変なこともあるかもしれませんが更新頑張ってください！気長にお待ちしていますよ！ (2018年10月1日 9時) (レス) id: b71053a6ff (このIDを非表示/違反報告)
キックーノ(プロフ) - ありがとうございます！返信が遅くなってしまいすみません。いい作品になるよう頑張っていきます。 (2018年8月28日 15時) (レス) id: b023b778d0 (このIDを非表示/違反報告)
いろは(プロフ) - とても面白くて読みやすいです！これからもがんばってください！ (2018年8月22日 18時) (レス) id: ea11d81977 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：キックーノ | 作成日時：2018年6月22日 1時
